制作・出演 : ショパン
及川浩治の新録音はショパン・ベスト・アルバム。ショパンならまずこれ、という作品がビッシリと並んでいる。エチュードにおけるワザの冴えもさることながら、美しく研ぎ澄まされた音によるノクターンが聴きもの。リリカルなのにベタベタしないのもいい。
午後のひと時をゆったり過ごすためのお洒落なコンピレーション・アルバム。村上春樹のエッセイ集『意味がなければスイングはない』に取り上げられたルービンシュタインが弾く、暖かくも美しい楽曲の数々。
ビクターで録音を続けている若手二人の組み合わせ、という安易な企画なのだが、これが名コンビとなった。スケールは大きいが暴れ馬のチョウ・チン、叙情的で繊細だが時に内向的な松本。互いの弱点を補い合いながら、演奏に広がりと奥行きが生まれた。今後も楽しみ。
ソナタ集以来の2枚目となるショパン。「ノクターン集」としては、この形式の創始者、フィールドに続く第2弾となる。前作と合わせて聴くと、ノクターンの魅力や違いが鮮明に分かる。
発売元
キングレコード株式会社1955年の第5回ショパン・コンクールで日本人で初めて10位入賞を果たした田中希代子の、同コンクール本選でのライヴを含めた2枚組。日本人離れしたスケール感を持つ稀有なピアニストの姿が甦る。
2005年のショパン・コンクールで優勝したブレハッチによる、第1次予選の演奏を収録している。ポーランドからは、第9回のツィマーマン以来30年ぶりの優勝者となった。ポーランド期待の星だ。
2005年のショパン・コンクールで優勝し、しかも史上初めて3賞も独占した、ポーランド出身のブレハッチの、2次予選と本選の演奏を収録。その群を抜く才能が全開した、きらめくようなショパンが堪能できる。
2005年のショパン・コンクール2位なしの第3位となった、韓国出身のイム・ドンヒョクの1次予選での演奏を収録。すでに2001年のロン・ティボー国際コンクールで優勝をしている実力の持ち主だ。
2005年のショパン・コンクールでの第2次と本選での演奏を収録。2位なしの第3位となった韓国出身のピアニスト。2001年のロン・ティボー・コンクールでの優勝以来、国際的に活動している実力者。
2005年のショパン・コンクールで、弟のイム・ドンヒョクと並んで第3位を獲得したイム・ドンミンの第1次予選での演奏。1980年生まれで、2004年プラハの春国際コンクールで2位となり、国際的にも活動中。