制作・出演 : スコーピオンズ
アイ・トゥ・アイアイ・トゥ・アイ
独ハード・ロックの大御所の新作はサンプリングを多用したテクノ風の趣タップリの異色作。独特の粘着質なVOもサラっと歌い上げたほか、ギターも控え目で従来のメタルちっくな音作りは稀薄。が、さすがにメロディは超1級でワビ、サビはあくまでサソリ流。
ホエン・ユー・ケイム・イントゥ・マイ・ライフホエン・ユー・ケイム・イントゥ・マイ・ライフ
なんとあのデヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎えて吹き込まれた名バラードのニュー・ヴァージョン(1)に、未発表曲(2)とライヴ音源3曲を加えたミニ・アルバム。いずれもこのCDでしか聴けない音源ばかりで、これはファン必携の1枚だろう。
ピュア・インスティンクト〜蠍の本能ピュア・インスティンクト〜蠍の本能
レーベル移籍後初の作品でもある96年のアルバム。ポップな方向性を示唆した(2)(5)など、このバンドの新機軸とでもいえそうな曲も含まれているが、後半はバラードのオンパレードといった印象で、この頃の彼らのソフトな面ばかりが強調された感じだ。