制作・出演 : ニコラウス・アーノンクール
制作・出演
J.S.バッハ / ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス / グスタフ・レオンハルト / テルツ少年合唱団 / トン・コープマン / ニコラウス・アーノンクール / ファジル・サイ / マリー=クレール・アラン / 曽根麻矢子アーノンクールらしい学究性に裏打ちされたバルトークは不思議なくらいに爽やかであり、クールなオーセンティシティは作品に生まれたてのような生命を吹き込む。指揮者の自信は揺るぎのないサウンドに結実して響き渡り、鮮烈な躍動が聴き手を圧倒する。★
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス / エルヴィン・オルトナー / クリスティアン・ゲルハーエル / ドロテア・レッシュマン / ニコラウス・アーノンクール / ハイドン / ミヒャエル・シャーデアーノンクールにとっては、17年ぶりの再録音となる「天地創造」の場合、基本的なアプローチは不変である。しかし、鋭角的な表現を志向しつつも、指揮者の円熟がそのまま説得力の差になって現れているあたりが興味深い。声楽陣の充実した歌唱も見事である。★
2003年発売のウィーン・フィルを振っての「わが祖国」に通ずるチェコ音楽へのコミットメントの出発点であり、ボヘミアの血筋を引くというアーノンクールの心象風景の具現化でもある名盤。チェコ・フィルをしのぐ“アク”の強さを自然にオケから引き出した。
夢にハマって沈潜してしまうと何だかぼんやりしてしまいかねないシューマンのロマンを、持ち前のワザを駆使してウツツの世界に繋ぎ止め、耳を覚醒させてくれる快演。アルゲリッチの思い切り、クレーメルの分節凝視、いずれも“スレスレ”だがライヴに面白い。
古楽の成果を取り入れたアーノンクールの新鮮な解釈が光るブラームス。それに応えるクレーメルも素晴らしい。とくにハーゲン弦楽四重奏団のクレメンス・ハーゲンを迎えての二重協奏曲は非常に室内楽的で示唆に富む。これこそがこの作品の本来の姿だろう。
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス / エルヴィン・オルトナー / ジョーン・ロジャーズ / ニコラウス・アーノンクール / パメラ・コバーン / ヨーロッパ室内管弦楽団掛け値なしに世界屈指の実力を持つ、アーノルト・シェーンベルク合唱団を手軽に(!)味わえるよう編集されたコンピ盤。すべてアーノンクールとの共演音源で、ア・カペラや現代作品は収録されていない。タイトルどおり、安定したハーモニーに癒されたい人向け。
不滅の名盤を揃えた《ドイツ・グラモフォン・マスター・シリーズ》の1枚。鬼才クレーメルがアーノンクール&ウィーン・フィルをバックに斬新なモーツァルト演奏を繰り広げる。