制作・出演 : ハイドン
2本のマイクで収録した“ワン・ポイント”シリーズ。このような大きくない編成にこの収録方法は効果的。非常にふっくらと自然に鳴っている。むろん、演奏内容も秀逸。現代楽器で正攻法にやっており、頻出する各ソリストの妙技もたっぷりと楽しめる。
発売元
キングレコード株式会社気楽にクラシックの教養を身につけることができるよう編集されたクラシック・コンピレーション・アルバムの“古典派”編。余裕のある人はもちろん、ない人はなおさらに、クラシックをじっくり聴いて心身ともにリフレッシュしてみよう。
ホロヴィッツが1945〜1948年にカーネギー・ホールで行なったリサイタルの未発表音源。スクラッチ・ノイズは気になるが、巨匠の最盛期の至芸をこれほどの高音質で堪能できるのは喜ばしい限りだ。中でも戯れるような軽やかな指さばきで、些かの躊躇もなくグングンと猛進してゆく疾走ぶりは圧巻。
ヤンソンス&バイエルン放送響ライヴ ハイドン:交響曲第88番『V字』、ハルモニー・ミサ 【このCDについて】 ヴァルトザッセン教会で行われたこのハイドン・プログラムの目玉は何と言ってもハルモニー・ミサでしょう。ハイドンの12曲あるミサ曲の最後を飾るこの作品の息を飲むような演奏が堪能していただけます。バイエルン放送響と放送合唱団という2つの団体から発せられる妙なる調べ。この作品の表題にもなっている管楽器の輝かしい響き(ハルモニーとは木管楽器の合奏の意味)、表現力豊かな独唱者たち。あまりにも荘厳で力強い響きは全ての聴衆を圧倒します。(ナクソス・ジャパン) 【オーケストラについて】 1949年に設立されたバイエルン放送響は、ドイツの伝統を理想的な形で継承しているオーケストラ。ヨッフムが種をまき、クーベリックが育て上げた「いぶし銀の響き」が特徴です。以降、コリン・デイヴィス、ロリン・マゼール、そしてマリス・ヤンソンスと、5人の世界的な指揮者のもとで飛躍的に発展したこのオーケストラは昨年末、英国の権威ある「グラモフォン誌」にて世界のオーケストラ第6位に選ばれ、まさに一流のオーケストラとして認知されるまでに至りました。(ナクソス・ジャパン) 【マリス・ヤンソンスについて】 ヤンソンスは「私の録音観は、まずライヴに勝るものはないということ。音楽には、生演奏でなければ絶対に出てこない情熱の高まりや、オーラのようなものがあります。」と語るように、これらのアルバムにはヤンソンスとバイエルン放送響が起こす、激情的でロマンティックな濃密なオーラがしっかりと刻み込まれています。 マリス・ヤンソンス[1943- ]は、指揮者アルヴィド・ヤンソンスの息子として1943年にラトヴィアのリガに生まれました。レニングラード音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学び、優秀な成績で卒業、ウィーンでハンス・スワロフスキーとエステルライヒャーに、ザルツブルクでヘルベルト・フォン・カラヤンに師事。 1971年にレニングラード・フィルを指揮してプロ・デビューし、1973年からはムラヴィンスキーに招かれて副指揮者をつとめたという経歴の持ち主で、1986年のレニングラード・フィル来日公演でのムラヴィンスキーの代役としての第5番での見事な演奏は語り草にもなっています。 1979年から2000年にかけての長い期間、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、この楽団の国際的な知名度を高めました。 その間、1992年にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、1997年から2004年までピッツバーグ交響楽団の首席指揮者も兼任、1990年代を迎えるとベルリン・フィルやウィーン・フィルなど各国一流楽団への客演も本格化します。 そして、2003年にはバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、さらに2004年からはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者も兼務するというすごい活躍ぶりをみせることとなり、数々の来日公演やウィーン・フィルのニューイヤーコンサート出演などもあり、日本でもすっかりおなじみの巨匠となっています。 【収録情報】 ハイドン: ・ミサ曲第14番変ロ長調Hob.XXII:14『ハルモニー・ミサ』 ・交響曲第88番ト長調 Hob.I-88『V字』 ・シンフォニア ニ長調(序曲)Hob.Ia-7 マリン・ハルテリウス(ソプラノ) ジュディス・シュミット(アルト) クリスティアン・エルスナー(テノール) フランツ=ヨセフ・ゼーリヒ(バス) バイエルン放送交響楽団&合唱団 マリス・ヤンソンス(指揮) 録音時期:2008年10月 録音場所:ヴァルトザッセン、修道院付属教会 録音方式:デジタル(ライヴ) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND 【BR KLASSIKレーベルについて】 バイエルン放送交響楽団、放送合唱団、そしてミュンヘン放送管弦楽団。この3つのアンサンブルの素晴らしい演奏記録が、バイエルン放送(Bayerischer Rundfunk)が自ら立ち上げた「BR KLASSIK」レーベルから愛好家のために提供されることになりました。 バイエルン放送響誕生から60年、レーベル発足を記念してまずリリースされるのは、現在バイエルン放送響の首席指揮者として腕をふるっているマリス・ヤンソンスによるマーラー、ブルックナー、ハイドンという、まさにファンにとって垂涎のアイテム。また、放送局が所持している過去音源からのリリースも予定されており、第1弾としてマルタ・アルゲリッチと共演したピアノ協奏曲2曲が登場します(1973年、オイゲン・ヨッ Powered by HMV
発売元
ユニバーサルミュージックスメタナSQの全盛時の録音といっていい、ハイドン「鳥」と「ひばり」。全編に緊張感が伝わってくるものの、抒情性と歌ごころにあふれた演奏だ。精緻なアンサンブルながらリラックスした雰囲気を漂わせる、稀有な演奏だ。
ヤンソンスとバイエルン放響とのライヴ・シリーズ第5弾。没後200年となるハイドン・イヤーにふさわしい、ヤンソンスの美的バランス感覚や才気がフルに発揮された一枚だ。オーケストラも“粋”な演奏を繰り広げている。
1785、86年にパリのコンセール・ド・ラ・ロージュ・オランピックのために書かれたパリ・セットの6曲。後半に入りますます重要性を増したブリュッヘンのハイドン・シリーズの、いまだに色褪せない秀演。
Disc1 1 : String Quartet Op. 54 No. 1, Hob. III:58 in G Major Vivace Assai 2 : Allegretto 3 : Menuet 4 : Finale. Vivace 5 : String Quartet Op. 54 No. 2, Hob. III:57 in C Major Vivace 6 : Adagio 7 : Menuetto. Allegretto 8 : Finale. Adagio - Presto 9 : String Quartet Op. 54 No. 3, Hob. III:59 in E Major Allegro 10 : Largo 11 : Menuetto. Allegretto 12 : Finale. Presto Powered by HMV
ハイドン没後200年を記念した企画作。既発表の音源を使用し、偽作や紛失した作品を除く協奏曲をほぼ収録。オリジナル楽器とモダン楽器とが混在しているが、いずれも高い質を持つ演奏ばかりだ。