制作・出演 : フランス国立管弦楽団
バーンスタインとフランス国立管の最良の録音といえる一枚。独特の語法とエネルギー、猥雑さをあわせ持つミヨーの代表作を、実に活き活きと演奏している。バーンスタインの語り口の巧さも見事だ。
コラールの本領が発揮された、彼の代表的な録音といわれている演奏。透明な音色で奏でられる感傷性を排除した磨き抜かれたピアニズムが、ラヴェルの現代性を浮き彫りにしている。マゼールのサポートも万全だ。
先行発売の『ベスト・クラシック100』との重複曲目なしの、第2弾。今回は100人の作曲家のと演奏家の写真とプロフィールを収録した、CD-EXTRA仕様となっている。ジャケットもより豪華になった。
ムターと小澤の初共演となった録音。ムターの情熱的で、しかも見事にコントロールのきいたヴァイオリンと、小澤の完璧な伴奏が生み出した名演として、いまだにファンの支持の高い録音。
ラジオ・フランスの音源で、ムーティ3度目の「悲愴」録音。豊かなカンタービレとゴージャスな響きにあふれ、作品のもつ悲劇性を凌駕するような、エネルギーがほとばしる力演。
ラジオ・フランスの音源で、ハイティンクの3度目の「悲劇的」録音。ライヴならではの高揚感に陶酔的なカンタービレが加わり、感動的な演奏となっている。
ラジオ・フランスの音源。フランス国立管の音楽監督に就任したマズアの、就任直後のライヴ。オーケストラの明るい音色を生かし、往年の正統的なアプローチによるベートーヴェンを聴かせてくれる。
ラジオ・フランスの音源。ザンデルリンクのショスタコーヴィチ10番は、ベルリン響との名盤があるが、これはその翌年に収録されたライヴ。武骨なアプローチは変わらないが、ライヴらしい独特の緊迫感と高揚が魅力だ。
ラジオ・フランスの音源。スヴェトラーノフが急逝する前年、最晩年のライヴ。濃厚な味付けのドビュッシーと、カラフルで神秘的なスクリャービン。スヴェトラーノフの持ち味をたっぷりと味わえる。