制作・出演 : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
トルの二十数年ぶりとなる2度目の録音だ。「復活」は、マーラー自身がベルリン・フィルと初演を行なっており、ラトルもオーケストラも特別な思いがこもっている。円熟期に入ってきたラトルの渾身の一作。
ナチ戦犯の嫌疑が晴れ、戦後初のベルリン・フィルとの歴史的な演奏会の記録。ベルリンの聴衆の熱狂ぶりが伝わってくる。フルトヴェングラー万感の思いがこもったベートーヴェンで、彼の代表的な録音のひとつだ。
発売元
キングレコード株式会社第2次大戦後期のベルリンで行なわれた演奏会のライヴ録音。ピアノ協奏曲は名演の誉れ高いハンゼンの代表的録音。ハンゼンはフィッシャー門下でドイツ・ピアニズムの伝統をつぐピアニストだ。「運命」も有名なもの。
「田園」は、フィルハーモニーが空爆で大破し、国立歌劇場でが行なわれた定期演奏会のライヴ録音。7種ある「田園」の中でも最も劇的な演奏として有名なものだ。ワーグナーの2曲も戦時中の録音。
制作・出演
エリーザベト・ヘンゲン / ティルラ・ブリーム / ブルーノ・キッテル / ブルーノ・キッテル合唱団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ペーター・アンダース / ルドルフ・ヴァッケ / ヴィルヘルム・フルトヴェングラー発売元
キングレコード株式会社戦時下の1942年録音の、何度も復刻されている有名盤で、戦後のバイロイト盤に勝るとも劣らない完成度の高い演奏が聴ける。録音の状態も良く、マニア以外でも十分に楽しむことができる。
ベルリン・フィルとの3種の録音のうち、最も録音状態が良いとされているもの。有名なウィーン・フィルとのスタジオ録音盤と同じ年の演奏だが、ライヴ録音の分、よりフルトヴェングラーらしさが出ているとも言える。
制作・出演
アンドレアス・シュミット / キャスリーン・バトル / クラウディオ・アバド / フレデリカ・フォン・シュターデ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マルタ・アルゲリッチ / リヒャルト・シュトラウス / ルネ・フレミング / 安永徹レヴァインの珍しいドビュッシーとエルガーで、BPOとのライヴ録音だ。BPOにしても「映像」と「エニグマ」は唯一の録音である。レヴァインによって明るく透明度の高い響きが生まれ、BPOの新たな魅力が楽しめる。
ザイフェルトは当時ベルリン・フィルの首席奏者だった。カラヤンにとっては2度目、ザイフェルトにとっては初の録音で、数あるザイフェルトの録音の中でも代表作として名高いものだ。ふくよかな音色の名演である。
フィッシャー=ディースカウにとって、「さすらう若人の歌」と「亡き子をしのぶ歌」はフルトヴェングラーとの名演以来の再録となる。彼の全盛期の録音だけあって、細部に至るまで入念に練り上げられており、見事としか言いようがない。
小澤唯一のワーグナー・アルバム。パリ・オペラ座での「タンホイザー」が好評だったように、もっとワーグナーを聴きたかったと思わせる1枚だ。小澤独特の洗練された極上のワーグナーを聴くことができる。
制作・出演
エディタ・グルベローヴァ / カール・オルフ / ジョン・エイラー / トーマス・ハンプソン / ドム少年合唱団 / ベルリン・シュターツ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / 小澤征爾 / 晋友会合唱団小澤の19年ぶり2度目の録音。今回はベルリン・フィルという最強のオーケストラを得て、気心の知れた晋友会合唱団とともに渾身の演奏となった。ソリストもグルベローヴァをはじめ充実した布陣で臨んでいる。