制作・出演 : ユーリ・バシュメット
制作・出演
ギドン・クレーメル / タマラ・ステファノヴィチ / ナイジェル・トーマス / バルトーク / ピエール=ロラン・エマール / ピエール・ブーレーズ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ユーリ・バシュメット / ロンドン交響楽団伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。ヴィオラ版「アルペジオーネ」の決定盤だが、シューマンも秀逸だ。
バシュメットの名盤のひとつ。ショスタコーヴィチは2度目の録音で、初演時のピアニスト、ムンチャンを迎えた魅力あふれる仕上がりだ。他の2曲もバシュメットの歌心とテクニックを存分に聴かせている。
名盤復活と言っても過言ではない。ウォルトンの交響曲第1番は英国のみならず交響曲史上でも注目すべき傑作だし、ヴィオラ協奏曲は知る人ぞ知る“三大ヴィオラ協奏曲”の一曲。特に前者は録音は古いがあまりにも激しい演奏で圧巻。必携の買い得盤である。★
ムターの独奏は強弱やテンポを頻繁に変え、間をとったり表情の濃淡を極端に与えたりと、すんなり進む箇所はほとんどないと言っていいくらい。おそらく、これだけやり尽くした例は過去に類例がないと思われる。協奏交響曲の両端楽章は、なかでも普通の部類。
バシュメットがBMGに残した名演を集めた2枚組のベスト・アルバム。彼のロマンティックな演奏が堪能できる。今やヴィオラ界の第一人者となった感のあるバシュメットだが、彼の演奏は、正統派というよりも、やはり個性的といった方がよいだろう。
ワザと耳と知性が、丁々発止とざわめき立つエモーションのなかで、きわどくも鮮やかにバランスする超絶アンサンブル。火付けはアルゲリッチだが、4者が響きのかたちに応じて素速く主客交代しながら交感していく応酬のさまが実に濃密にスリリングである。
ブラームスのクラリネット五重奏曲やショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第13番をヴィオラと弦楽アンサンブルのために編曲したものを演奏している。コンチェルトと室内楽を混ぜ合わせたような感じ。良くも悪くもバシュメットの趣味がよく表われている。