制作・出演 : ロイ・ヘインズ
最高の音で楽しむために!
C.ミンガス・グループの一員として注目されたカーソン、79年ピアノレス・トリオでのパフォーマンス。このフォーマットで彼のトランぺッターとしての技術が一層際立つこととなった。バックのベース、ドラムスがリードを支えて完璧の一言。トリオが一体となったプレイには感心した。仕上がり抜群の好アルバム。★
ウエスト・コースト系のバピッシュなピアニストが、70年代から再度レコーディングに積極的になり吹き込んだ音源のひとつ。ブルースありモード系ありと飽きのこない作風に仕上がったピアノ・トリオ盤。
トリスターノ派の二人が79年にサル・モスカのスタジオで録音したピアノとサックスのデュエット。後半2曲は77年のカルテットでのライヴ演奏となっている。ピアニストであるモスカの作品は非常に少なく、これは貴重なものと言えるだろう。トリスターノ門下の高弟、マーシュの演奏は「バックグラウンド・ミュージック」のオリジナルが快調でノリが良い。
名手三人による79年の作品。冒頭のチック・コリアの名曲でこのトリオの名人芸とも言うべき見事なプレイがスタート。ウィリアムソンのピアノは耽美的で誠に美しい。彼はもともとクラシックの素養があるわけで“白いパウエル”と呼ばれたころとはかなり味が違うようだ。乗りのよい演奏が気持ちよく楽しめる。
制作・出演
StevePulliam / アーサー・エッジヒル / エディ“ロックジョウ"デイヴィス / シャーリー・スコット / ジョージ・デュヴィヴィエ / ドン・パターソン / レイ・バレット / ロイ・ヘインズ骨太の演奏スタイルでバップ期を彩ったテナー奏者。プレスティッジに吹き込んだ音源をまとめた本作を聴くと、シャーリー・スコットやドン・パターソンといったオルガニストを交えたスタイルが印象に残る。
バリトン・サックスなど多くの楽器を器用にこなす、1936年生まれのニック・ブリグノラ。主要作品は本作が吹き込まれた1979年以降が中心で、リーダーとして残っている本作は、クラリネットからフルートまで披露した充実の内容だ。