制作・出演 : 岩瀬立飛
日本を代表するトランペッターの第5弾。日本のジャズの精鋭を集めた自身のビッグバンドで、タイトルどおり、大空を舞うような、ダイナミックで爽快なサウンドを楽しませる。天翔けるハイ・ノート・ヒッターと、耽美的な表情を併せ持つアンサンブルに驚嘆。
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日本コロムビア株式会社少女っぽさと妖艶さを自在に行き来するヴォーカルと不思議キャラで個性を発揮するシンガーのJ-roomレーベル時代のベスト。ラテンにアレンジした「夏をあきらめて」、浮遊感が心地よい「カーニヴァル」、情熱的な表現が光る「アドロ」、ロマンティックな「男と女」、軽やかだがフックが利いている「アマポーラ」とバラエティ豊か。
元G-CLEFのチェロ奏者の5作目のソロ・アルバム。ブラジル風味が濃厚で終盤の高揚感が心地よい「La?La?Ya」、小オーケストラとともにシンプルで穏やかなメロディを奏でる「ドリームボックス」、クリヤマコトが参加したパワフルかつ技巧的な「Vitamin Color」など多彩な内容。自らの詳しい曲解説を読んで聴くと味わいが増す。
2008年のボサ・ノヴァ生誕50周年を記念して、日本を代表するジャズ・シンガーの阿川泰子がラテン・フュージョンの第一人者である松岡直也をプロデューサーに迎えて制作した意欲作。阿川流のムーディな歌唱がボサ・ノヴァの魅力を増大させている。
日本を代表するトランペッターが、師と仰ぐメイナード・ファーガソンに捧げたトリビュート。従来のジャズ・ビッグバンドの枠を広げ、今日的なサウンドも注入、伝統に敬意を表しつつ、未来を展望する力強い作品に。夜空に響きわたるトランペットの音色は感動的だ。
国府弘子スペシャル・トリオが時に軽快に、時に情熱的にラテン気分を表現。テーマはスペイン。アルバム・デビュー20周年、一段と表現力に磨きがかかってきたようだ。いかにも楽しい「オラ!」、トリオ一丸で技術を見せつける「ミ・テソロ」、そして「スペイン」の意外性などなど……。力作と思う。★
コンピレーションをカルチャー創造の次元に高めた人気DJによるシリーズの第2弾。さまざまなジャンル・時代の音を素材に再構築。刺激的なアートの薫り高い、独特のムードを生み出した。ダークでスタイリッシュなサウンドがイマジネーションを掻き立てる。
2000年秋に北海道で行なわれたピアノ・トリオのライヴ。加藤真一、佐藤允彦、岩瀬立飛の3人がオリジナルとスタンダードを織り交ぜた選曲で火花を散らし、北の地で熱い演奏を繰り広げる。
人気ピアニスト、国府弘子のウィンター・ベスト・アルバム。これまでのソロ・アルバムの収録曲だけでなく、天野清継とのプロジェクト、HEAVENの曲も。クリスマス・シーズンに聴くのにぴったりだ。
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日本コロムビア株式会社すでにインディーズ系で2枚の作品を発表している女性シンガーのメジャー移籍第1作。ジャズ、ラテン、ボサ・ノヴァを得意としていて、本作もジャズ・ボッサ&ラテン色が強く、彼女のエキゾティックでコケティッシュな歌声は男心をくすぐるかも。感情移入に個性があり、(1)は出色。
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日本コロムビア株式会社“和”に題材を求めるというNYの常道といってもいい選択で録音された作品。題材、アレンジと確かに工夫の跡が滲み出たアルバムに仕上がった。清登〜竜飛という個性あふれる二人も健闘し、構築的になりがちなピアノ表現をバックアップしている。