ジャンル : クラシック > 協奏曲
J.C.バッハ:オーボエ協奏曲 フィアラ:コール・アングレ協奏曲 フンメル:アダージョ、および主題と変奏J.C.バッハ:オーボエ協奏曲 フィアラ:コール・アングレ協奏曲 フンメル:アダージョ、および主題と変奏
エストニアのフルート協奏曲集エストニアのフルート協奏曲集
透明に伸びてサラリ淡彩なアンサンブルとフルートの清楚な音色が響きあって、いわばそこはかともの哀し。直情のイマジネーションではなく、空気のゆらぎ風のそよぎに静かに身を溶かして感じる何やら無常のときめき。息を詰めないそのぽかりとした時間がいい。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&22番モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&22番
ダルベルトは音の振舞いを過剰に走らせない。キレのよい腕前に滴るようなリリシズムを漂わせながらも、決して深刻になりすぎず情をためすぎず、デリカシーや情緒的振幅に対してセンシティヴなバランスを保っている。その細やかな距離感がなかなかに新鮮だ。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第3番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第3番
エラートで出た3枚はいずれもソロだったが、今回は協奏曲。若々しく輝かしく、流麗でしなやか、指を鍵盤上で動かすのが楽しくてしょうがないといった風情である。けれども、決して浮つかない。伴奏もきっちりと引き締まった、清新な響きが心地よい。