ジャンル : クラシック > 室内楽曲
制作・出演
アーダルベルト・スコチッチ / イェルク・デムス / ウィーン室内合奏団 / ゲルハルト・ヘッツェル / ハット・バイエルレ / フランツ・ゼルナー / ヘルベルト・マイヤー / モーツァルト / ヨーゼフ・ヘル発売元
日本コロムビア株式会社ウィーン・フィルのコンサートマスター、故ヘッツェルがリーダーとなり、ウィーンの名だたる演奏家が参加して結成されたウィーン室内合奏団の集大成。これがウィーン・スタイル、という演奏は今や貴重となった。
制作・出演
アニ・カヴァフィアン / アンドレ・プレヴィン / エリザベス・マン / スティーヴ・テイラー / デイヴィッド・シフリン / デニス・ゴッドバーン / トビー・ホフマン / フランシス・プーランク / リチャード・トッド強烈な“個”はないが、作品の持つ快の勘所をさらり捕まえ、抜群のタイム感覚でキメてみせるピアニスト・プレヴィンのセンスが冴える佳演。三曲三様に多要素混在する面白さを巧みにさばいて違和感がない。ハマリはミヨー。ジャズの気配が見事に腑に落ちる。
そもそもサックス・カルテットは多くないけれど、トルヴェールは世界トップのアンサンブルだと言い切っていいんじゃないかと、今回のアルバムを聴いてつくづく思った。作品ノートをなぞるようだが、名優は悲劇も喜劇もこなす。彼らがまさにそう。今回はラブ・コメディってところだ。
宮本文昭の娘、笑里(えみり)のデビュー作。彼女は14歳の時にドイツ学生音楽コンクールデュッセルドルフで第1位入賞、すでにオケの公演やフェスティバルで活躍。やや細身ながらよく歌うヴァイオリンは聴き手を爽やかな気分に誘う。父娘共演「アヴェ・マリア」「第三の男」も収録した注目盤。
アルゲリッチは何歳になっても挑発的なアーティストだ。我儘おばさまの眼鏡に適った若手が集められて、時代の今が反映された緊張感いっぱいの音楽が百花繚乱するルガーノ・フェスティヴァルは、その真骨頂。2002年からシリーズ化されているライヴ盤は、イベントの記録にとどまらない優れた演奏の録音でもある。弾き手、聴き手、どちらの側にいても、一音も疎かにできない“疲れる”演奏のつらなりはまさにアルゲリッチ節のオンパレードでもあり、CDとなっても“ながら聴き”を許さないテンションの高さだ。
発売元
キングレコード株式会社フランスのロマン派作曲家の珍しい作品集。めったに聴けないものも多く、管楽器ファン以外にも広く勧めたいアルバムだ。ダムはいずれも真摯に取り組んでいて、その幅広い表現力がこれら小品の魅力を倍加させている。
発売元
キングレコード株式会社ズスケ在籍中のベルリンSQによる、ドイツ演奏法の伝統が息づいた一枚。堅固で質実剛健な面と柔軟でしなやかな面を併せ持つ、ベルリンSQの面目躍如とした録音だ。モーツァルト演奏の中でも独特の位置にある。
発売元
キングレコード株式会社全集からの1枚。ベルリンSQの代表的な録音にして、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の有名な演奏のひとつでもある。後期の傑作と初期の作品がカップリングされ、ベルリンSQの幅広い表現力が堪能できる。
グレツキとクロノスの特別な信頼関係の証となる深い叙情をたたえた演奏。前2作と同様に第3番もクロノスのために書かれた。脱稿から補筆完成までに10年を費やした労作は、露の詩人ブレーニコフの「人間が死ぬと、歌を歌う」に啓発された深遠な曲。