ジャンル : クラシック > 歌劇・オペラ
バス・バリトンにスター登場。ウルグアイ出身のシュロットのデビュー盤である。深みと張りのある艶やかな美声が朗々と響く。ベルカントの最良の資質と効力を発揮した声の持ち主である。とりわけ表現の難しいヴェルディの歌唱は絶品である。一押しの一点。★
パーセル、ヘンデルからプッチーニまでのオペラ・アリア集。歌手もカラス、ドミンゴ、バルトリ、アラーニャら、新旧の超一流が揃っている。有名曲40曲が、オペラの世界へと誘ってくれる。
東敦子32歳の瑞々しい歌声を堪能できる69年の録音。管弦楽の伴奏はカラオケで指揮者との呼吸などあったものではないが、そんなことを感じさせない堂々たる歌唱だ。この後ウィーンやメトで活躍するプリマの、まさに花開かんとするせつなの貴重な記録である。
佐藤美枝子が実力を遺憾なく発揮するアリア集。高音の輝きはそのままに、声の力強さを増してきた彼女にとって、まさに打って付けのプログラムである。コロラトゥーラの諸役は言うに及ばず、パミーナやミカエラなどのリリカルな役における感情表現も見事だ。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / エルケ・シャリー / クリスタ・ルートヴィヒ / フィルハーモニア管弦楽団 / プッチーニ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ミレッラ・フレーニ / ルチアーノ・パヴァロッティ / ロバート・カーンズネトレプコとビリャソンという、オペラ界のスター2人が共演した21世紀の「ボエーム」。ベルトラン・ド・ビリーの切れのいい指揮、歌手陣、合唱団の充実ぶりなど、久しぶりに出た「ボエーム」の名盤だ。
制作・出演
イタロ・ターヨ / クリスタ・ルートヴィヒ / ズービン・メータ / ニール・ハウレット / プッチーニ / ミレッラ・フレーニ / モンセラート・カバリエ / リチャード・ヴァン・アラン / ルチアーノ・パヴァロッティ / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 / ローランド・パネライ「魔法使いの弟子」の作曲家デュカスによる唯一のオペラ。ド・ビリーがジョルダン盤を凌ぐ完璧な演奏で曲の真価を明らかにする。至難の役アリアーヌに挑み、強靭な喉で広い音域を破綻なく演じるポラスキの歌唱にはほとほと感服する。未曾有の名演と言ってよい。★
制作・出演
ウィーン国立フォルクスオーパー管弦楽団 / エーリッヒ・ビンダー / カール・ハフナー / ビンダー / ミルヤーナ・イーロッシュ / メラニー・ホリデイ / ヨハン・シュトラウス2世 / リシャード・カルチコフスキー / ヴァルデマール・クメント / 合唱団発売元
日本コロムビア株式会社オペレッタの本場、ウィーン国立フォルクスオーパーの来日公演ライヴ・シリーズからの1枚。オペレッタ本来の、サービス満点で大衆的な楽しい舞台が、臨場感たっぷりに繰り広げられている。
制作・出演
アドルフ・ダラポッツァ / ウィーン国立フォルクスオーパー管弦楽団 / カール・デンヒ / クルト・ルツィッカ / ジークリット・マルティッケ / ビーブル / ヨハン・シュトラウス1世 / ルドルフ・ビーブル / ヴィクトール・レオン / 合唱団発売元
日本コロムビア株式会社82年のフォルクスオーパー東京公演の模様を収録。本場ウィーンのオペレッタの楽しさがぎっしりと詰まっており、眼前に広がるような臨場感にあふれた録音が嬉しい。芸達者な歌手たちの文句なしの舞台だ。
制作・出演
ウィーン国立フォルクスオーパー管弦楽団 / ダグマール・コラー / ビーブル / ヘルベルト・プリコーパ / ペーター・ミニッヒ / ミルヤーナ・イーロッシュ / ルドルフ・ビーブル / レハール / ヴィクトール・レオン / 合唱団発売元
日本コロムビア株式会社オペレッタの本場、ウィーン・フォルクスオーパー、来日公演のライヴ録音シリーズからの1枚。オペレッタの楽しさは、なんといってもライヴ。アドリヴも交えた、歌手たちの生き生きとした様子がよく伝わる録音だ。