発売元 : エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
R&Bシーンきってのメロディ・メイカー、ラサーン・パターソンの5年ぶりとなる3rdアルバム。前2作は捨て曲ナシとの賛辞を受けたが、今作はそれをさらに上回る衝撃的な出来栄えだ。
hiroが全曲英語でジャズを歌ったプロジェクト。直球ジャズからサンバ、ボサ・ノヴァなど多彩なサウンドをバックに、彼女はダイナミックに歌い上げたりフリーなスキャットになったり、低音での妖艶さも見せるなど、さまざまな歌唱で歌い手としての可能性を広げている。
オリジナル唄ものに初挑戦した(1)は、武田カオリの大人ムードな力強い歌唱と、バックのどっしり構えた演奏との相性が抜群。生音の良さも再認識させられるゆったり野太く、しかし軽やかなムード・ステディ全7曲は、デートや行楽の場にて大活躍のはず。
映画『キューティーハニー』の主題歌のヒットが記憶に新しい彼女のシングル。ジャケットでの、日焼けしたスパイシーな表情が曲の内容を象徴している。タイトル曲はサビの⇒倖田來未のディスコグラフィをチェック!サックスがファンキーな夏らしいダンス・ナンバー。カップリング曲はエスニックな雰囲気を醸し出した。
15枚目のシングルは企画色の強い一枚。タイトル曲は日本テレビ系プロ野球中継“LIVE 2004”のイメージ・ソング。近未来系ブレイビーツが心地よい。カップリング曲はSHUNのソロ、清木場俊介のしみじみフォーク。尺八・筝などの和楽器ユニットZANをフィーチャーした(3)も新鮮だ。
平均年齢75歳の日本最長寿バンド、白百合クラブのライヴ盤。石垣島の元気なオバア・オジイたちが奏でる十八番のレパートリーと沖縄民謡は、人生の重みさえも感じさせる。DVDも同時発売。
宮川弾と白根賢一(GREAT3)をソングライターに迎えて制作された初のシングル。東京スカパラダイスオーケストラやカーネーションのメンバーがサポート・メンバーとして参加しているのも話題だが、彼女の豊かな表現力にまずは注目。矢野顕子のカヴァーも秀逸。
NHKの連ドラやドキュメンタリーのテーマ曲をナカリャコフのトランペットと金聖響/OEKの演奏で録音。加古隆の「黄昏のワルツ」「パリは燃えているか」、大野雄二の「小さな旅」など名曲の数々。とにかくうまい。すばらしく気の利いたアルバムだ。
ドイツ・シャルプラッテンの音源。新古典主義の作風だが、シニカルな感じは全然せずに、熱っぽくて親しみやすさも持っている。そのあたり、ケーゲルの指揮も大きい。特異な作曲家だけあって、独得のエネルギーが発散されている。オーケストラも張りつめたものがある。
記念すべき作品1の「パッサカリア」から、ロマン的な情念を削ぎ落として、鋭く踏み込んでいくケーゲルの芸風が満喫できる名演が展開されている。無調時代の作品におけるテンションの高さに加え、12音列技法の作品も説得力あふれるアプローチが見事である。
とかく“エキセントリック”のように思われるケーゲルの演奏だが、分析的な洞察力を下地にした大胆な表現は、現代の演奏芸術に対する啓示のように思う。とにかく精妙。「うぐいすの歌」など思いっきり野趣味と洗練が見事に共存する。アンビバレンスな感覚がたまらない魅力。★
深夜の鬱蒼とした奥深い森を彷徨うかのようなシベリウスの第4交響曲。いたずらにあの手この手で面白おかしく聴かせようとせず、手付かずの自然をそのまま愛でるかのごとく、ザンデルリンクはあるがままに、しかし優しさも厳しさも兼ね併せて演奏する。