発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
美しき星の下に美しき星の下に
1916年ギリシャ生まれで、戦後の日本のオペラ界の発展に大きな力となったアクリヴィ。これが初めてのCD化という。さまざまな作品の日本初演を行なってきた彼女の、大きな功績は、ここで聴くシェーンベルク。当時としては最高水準の歌唱(朗唱)と演奏。
ラジオアクティヴラジオアクティヴ
ジャンル
世界で一番“濃ゆい”ベーシストによるファンキーかつヘヴィでテクニカルな“ファンク・メタル”作品。しかしあくまで歌モノな仕上がりが嬉しい。かつて自らがレコーディングにも参加したhideの「ブルー・スカイ・コンプレックス」のカヴァーも見事。
花花
ロック姐ちゃん、桃乃未琴のマキシ・シングル。強い女をシンボライズしたのが「花」というわけなのだが、そのマジメさが吉と出るか凶と出るか。R&B系じゃない“ロック”のウネリを芸風にしている貴重な女性シンガーだけに頑張ってほしいが。
KEY OF LIFE IKEY OF LIFE I
5人のヴォーカリストをフィーチャーしたユニットの作品。ヴォーカリストの声の気持ち良さ、バック・トラックのひとつひとつの音の気持ち良さ、そしてそれらすべてがミックスされた響きの気持ち良さが追究された、トロトロにとろけそうな40分の愉しみ。
シアター・オブ・サルヴェイションシアター・オブ・サルヴェイション
一部では次代のホープと目されているジャーマン・メタルの若手。この新作ではスケール感のあるドラマティックで疾走感十分の演奏で耳を惹きつけるが、ハロウィン、ガンマ・レイといった先輩の影があまりに強すぎ、類型的に聴こえざるを得ないのが難点。
果実果実
昨年デビューした札幌出身男子二人組、エル・マロの會田氏プロデュースのマキシ。70年代ロック好きなのか、そんな煙たさもずいぶん匂うヘヴィなサウンド。淡々と語り、高まっていくミディアム(1)、ミスチルばりのわかりやすいメロディと素直な歌がいい。