発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
制作・出演
オスカー・カストロ=ネヴィス / オスカー・スタナーロ / ダイアン・シューア / ダリオ・エスケナジ / ディエゴ・ウルコラ / デイヴ・サミュエルズ / マーク・ウォーカー / ロベルト・クィンテーロラテン・サウンドを用意することで、ダイアンのヴォーカルの魅力を引き出す……。その制作者の意図は見事に当たり、彼女ならではのスケールの大きな歌唱を堪能できるトラックがいくつも生まれた。特に、レイ・チャールズのヒット曲をジャズ・ボッサで歌う(5)は秀逸。
伊藤寛之(vo,g)、永井紀子(b)、大石貴義(ds)の三人によるロック・バンド、SPORTSのサード・アルバム。一見してアイドル系バンドだが、UK系骨太なサウンドを聴かせている。女性がヴォーカルを取らないのがユニークでこのバンドのカラーだろう。
メジャー・セカンド・シングル。独特の個性をもった女性シンガー・ソングライターで、(1)はアコースティック・ジャズ的な演奏をバックに、色気と憂いを漂わせるけだるいヴォーカルを聴かせている。昭和歌謡に近いが、そこにとどまらない多様な可能性を秘めた人だ。
世田谷のレコード・ショップ、MOODSVILLEのオーナーである平林伸一が池ノ上の小料理屋で開催する和モノ・パーティ“昭和ダンスパーティ”がCDに。ゴキゲンな歌謡レア・グルーヴ・コンピレーション。
高い演奏力が人気のスパニッシュ・コネクション、初期アルバム2作から、ベスト・トラックを収録したアルバム。ボーナス・トラックとしてクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のカヴァーが。
英ロックの継承スタイルを頑固一徹に守る彼らの復活第2弾作。フリーにも共通するブルース風味のハード・ロックを柱にウェット感に満ちたサウンドを披露。名メロディ・メイカー、ラス・バラードとの共作も交え、ツボを心得たキャッチーなセンスも健在。
札幌出身のヘヴィ・メタル・バンド、FLATBACKERの1stアルバム(85年発表)。パンクやハードコアの要素も持ったアグレッシヴなサウンドは、当時のジャパニーズ・メタル界で大きな話題を呼んだ。
FLATBACKERがEZOと改名しての1stアルバム(88年発表)。キッスのジーン・シモンズをプロデューサーに迎えた本作では、サウンド・スタイルも大きな変化を見せ、パワー・ポップ色が強くなった。
映画『コーラス』でサントラを担当したのがこの合唱団。発声や音程などが気になるとはいえ(野暮?)、カッチーニなどでは子供たちの素朴な声の魅力が発揮されており、また時に、はっとするような美しい響きも聴かれる。ブックレットに歌詞も対訳もないのは残念。
アメリカを代表する作詞・作曲家ポーターのヒット曲をスウィング系ミュージシャンやシンガーが取り上げたコンピレーション。大半が同時代の人たちによるパフォーマンスだけに味わいも深い。興味深いのはそれらがいまもまったく古さを感じさせないことだ。
TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美が選曲した好シリーズの第四弾。リヴァーサイド、コンテンポラリー、プレスティッジ、コンコードなど名門レーベルに残された名演を新鮮な感覚でセレクト。気軽に楽しめるだけでなく、オリジナル・アルバムを購入する際のガイドとしても有用。
パーティ的高揚=クランク道のオーソリティにしてアトランタ・ヒップホップ・シーンの顔役、リル・ジョンの2002年発表作品。ワイルドに言葉を投げ出しては相当高いテンションを設定するスタイルは他の追随を許さない。トゥー・ショートやE-40なども参加。
大ベテラン・シンガー、ロニー・ジェイムズ・ディオ率いるメタル・バンドの第10作。ヘヴィ・リフ主体のナンバーもあるが、ドラマティックな曲想は、むしろ伝統的なハード・ロックの様式美に則ったものが多く、説得力に満ちたロニーの歌唱もまさに不変だ。
すべてにわたってかっちりと弾かれることが、こんなに清々しかったかとあらためて思わせてくれる。それでいて彼女の音楽はとても自由で温かい。どんな時でも崩れぬ美音も特筆もの。M.ザンデルリンク&ベルリン室内管の強力なバックアップがあってこそ、だけど。
インディーズで一部話題となっていた歌姫のメジャー・デビュー・シングル。cobaによるアコーディオンと本人のアコースティック・ギターを中心としたシンプルな構成で鳴らされる極上のダンス・ナンバーは、聴き手をご機嫌な気分にさせてくれる。
幽玄なギター・サウンドと、いびつな美しさできらめくメロディと、非日常の世界へ誘う浮遊感たっぷりの女性ヴォーカルと。力強いオルタナティヴ・ポップ感覚にあふれた名曲(1)をはじめ、粒揃いの楽曲を揃えた充実作。もっと知られるべき逸材なり。
2004年発売の『street vibes』に続く作品で、7曲入りのミニ・アルバム。ストリート感覚あふれる、いわゆるアシッド系ジャズ・ファンク・バンド。この作品からキーボードが加入、5人組になった。ブラック・サバスの「ウォー・ピッグス」をカヴァーしているのも話題。