発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
多岐にわたるプロジェクトを展開している箭内健一主宰のSOUL SOURCE初のミックスCD。セレクトされた良質なナンバーは、フロアでも自分の部屋でもどこでも楽しんで聴けるものばかり!
ジャンゴ・ラインハルトを思わせるノスタルジックなサウンドと、わざとやってるに違いない伊達男ぶりが楽しいダン・ヒックス。四半世紀を経て眠りから覚めたザ・ホット・リックスとの復活第2作も、ゴキゲンのノリでスウィング。
大阪のラジオステーション、FM802が開局からオンエアしてきたヘヴィ・ローテーション曲を収録した、メーカー各社共同企画。ビクター盤では、99年4月〜2001年7月までの邦楽曲をコンパイル。
雑誌『ストレンジ・デイズ』監修による、60〜70年代のB級洋楽ヒット曲集。といいつつも、なかには超名曲(3)(10)を収録するなど、緩急ある構成で聴き手を飽きさせない。選曲基準は曖昧だが、70年代に洋楽に浸った人たちにとっては思い出深い曲ばかり。
金管楽器とは面白い楽器である。もちろんクラシックの作品の中で、荘厳あるいは華麗に響きわたるのもいいけれど、むしろ楽器が喜ぶのはポップスやジャズではないかと思わせる。5人の名手が繰り広げるこの演奏にも、それははっきり示されている。
2作のミュージカルに提供した曲を自ら再演しているのは、アルバム・タイトルにもある通り。言われてみれば大ヒット曲(7)にしても、いかにも舞台映えする作品ではあった。後半を占める『ハーモニー』に見え隠れする“ユダヤ性”へのこだわりも興味深い。
2003年にTVアニメ『D・N・ANGEL』の主題歌でデビューした、宮本駿一のシングル。本人による作詞・作曲、服部克久編曲による、切ないバラード・ソングだ。ピアノ弾き語りヴァージョンも収録。
韓国人気TVドラマのサウンドトラックを、ストックホルム・ピアノ・アンサンブルがアレンジ。時にジャジィに色づけされる上品なムードに浸れば、クラシックや伝統音楽をルーツにもつこの良質なメロディが、韓流ブームに一役買っていることも納得。
遅咲き(?)のシンガー・ソングライターによるデビュー作は、多彩なポップ・ワールドの幕開けを予感させる仕上がり。温かさの中にせつなさが漂う(1)、独自の世界観が際立つ(2)、心地よいリズムの(3)……澄んだヴォーカルが溶け込む極上のメロディに酔いしれたい。★
3人の食の達人が監修を担当した、コンピレーション・アルバム。“良い音楽は良い食事をするための素敵なスパイス”をテーマに、それぞれがお気に入りの楽曲を選んでいる。クラシック中心の山本益弘セレクト。
三枚目なスーパーカーとでもいえばいいのだろうか。小川祐介のとぼけたヴォーカルと、切なさ爆発のエレクトリック・ギター・サウンドの組み合わせが絶妙である。ミサトガールの可憐なヴォーカルも素敵だ。彼らの魅力をうまく引き出せた上々のデビュー・シングル。
ブルース・リーの精神哲学への音楽とアートによるトリビュート・アルバム。小西康陽編曲&ジュディ・オング歌の[1](2)、同じく小西&欧陽菲菲の[2](2)があったり、メンツも中西俊夫、高木完、サンディー、ヤン富田と並び、それはそれとしてかなり楽しめるアルバム。
ギター・ファンにはたまらないアルバムでしょう。日本を代表するというか、世界的なギタリストが、ずらっと並んでいる。各人各様の技を楽しむという聴き方から、ギターの名曲をゆったり楽しむという聴き方など、勉強にもなるしヒーリングCDにもなるのだ。
プロレス興行“ハッスル”を盛り上げるために、自ら先頭に立つ元五輪メダリストの奮起に涙ナシには聴けないのである。王道ともいえる音頭節、小川の抑揚のない歌声に心も身体も“祭り”モードへと突入してしまう。プロモーション・ソングとしては秀逸と思われる。
1曲目のイントロが流れた瞬間からAORブームをリードした70年代後半が甦ってくる。ジャズのスタンダード集だった『バット・ビューティフル』(2003年)に続くアルバムは、ベスト盤的内容の2枚組ライヴ。これでスティーヴ・ミラー・バンド時代の作品があれば完璧だ。