発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
監督・選曲に鈴木しょう治を起用した、ビクターの“ディスコ・ストーリー”を綴ったコンピレーション。“ミラー・ボール”に映えた本格ディスコ・アンセムの数々がちりばめられている。
これが2枚目のシングル。2曲とも自らの作詞・作曲作品だが、「ショッキングエクスプレス」は佐久間正英プロデュース。「お願いビーナス」はセルフ・プロデュース。前作よりも、かなりポップでノリがよくなったような。歌詞の内容も、強気で前向き。
シングル10作目は“結婚”がテーマ。能天気なリズムと愛を賛歌するゴスペル風コーラスに祝福され、もうハッピー・エンドしかありえない! ちょっとオシが弱くも、相変わらずのマイ・ペースぶりで相手に“YES”と言わせてしまう、吉田直樹流プロポーズ・ソング。
セカンド・ソロ・シングル。曲ごとに異なるプロデューサーを立てていて、特に岡村靖幸が手がけた「SMELL」は、エロいエレクトロ・ファンクとナルシシズム丸出しのヴォーカルがフィットして絶妙な仕上がり。CUBE JUICEによるスペイシーなテクノも新鮮だ。
イン・シンクやマドンナのリミックスほか、数々のサントラも手掛けるUSトランス界の重鎮によるアルバム。緻密なプログラミングとダイナミックな構成は相変わらず。ガンズの面々やイン・シンクのJC・シャゼイなど、豪華ゲストも多数参加している。
昭和モダン歌謡の名曲だけにオリジナルの雰囲気から逃げきれないところはあるが、それほど気にならない。造りこんだ唄い方ではなく、自然な持ち味で消化しているところに実力の片鱗がうかがえる。アルバムでどんな選曲、唄い方をしてくれるか楽しみ。
スタンダード集。持ち味である朗々たる歌唱と、曲によってはストリングスも含むふくよかなサウンドが合い、ゴージャスな印象。哀感漂うガット・ギターもフィーチャーしながら切々と表現する(6)、適度なフェイクや制御されたシャウトに巧さが見て取れる(10)などがいい。
満を持して発表されたメジャー・ファースト・アルバム。変幻自在の多彩なアレンジと、名嘉真祈子の折れそうで実は骨太なヴォーカルの透明感がうまい具合にミス・マッチで、そのねじれた感覚をするっと一級品のポップ・ソングに仕立てるあたりのセンスが非凡である。
ショパンの「夜想曲」をヴァイオリンとピアノで演奏する一枚。演奏者自らの編曲のほか、サラサーテ、ハイフェッツ、アウアーなどの大ヴァイオリニストの編曲も使用。ダヴィドヴィチがロマンティックな音色でショパンの名旋律をたっぷりと歌い上げる。
ダンディズム・ナンバーを作らせたら逸品の松本隆・南佳孝コンビによる名作「冒険王」を彷彿させるタイトル曲(佐川急便CM曲)がいい。さらに「サンクチュアリ」「モンロー・ウォーク2004」などで、南佳孝が還ってきたと実感させるヴォーカルを聴かせる。
元スーパーモデルの女優・川原の歌手デビュー盤。ジャケットからしてオサレなんですが、中身もおフランスな感じでしゃれてます。んもう、イメージそのまんま。歌は決して上手くはないけれど、アンニュイな雰囲気はばっちり。(2)(11)ではピエール・バルーとデュエット。
歌い殺してやる、といわんばかりの竹原ピストルのヴォーカルが印象的なマキシ・シングル。シンプルなアコースティック・サウンドにのせて密度の濃いぶっきらぼうなメロディが放り出される。YO-KINGあたりに通じる荒っぽさとロマンティシズムの混在が魅力だ。
結成10年を記念した御礼のベスト盤。サーフ・ミュージック永遠の「ミザルー」の新録に始まり、デビュー当時の「ミザルー」で終わるニクイ演出は、図らずもバンドの進化を語っている。同時に、向こう見ずに吹っ飛び、哀愁にも浸る、音楽性の幅も確認できる。
大阪のストリート発、2003年にデビューを果たした新進スカ・バンドのメジャー発シングルは、スカパラのNARGO氏をプロデューサーに迎えたグループ初の歌モノ。底抜けの明るさと強靭なグルーヴ、声を合わせて一所懸命に歌う姿が微笑ましく、いつしか感動に変わる。