発売元 : ビクターエンタテインメント
人声にこれほど近い楽器はないのではないか、と思わせる柔かいヴィブラートとダイナミクスが、ピアノと、またハープと一緒に伸縮自在の音楽を紡ぎだすさまに、ただ陶然とするばかり。フランス系作品との調和も実に素敵。「シチリアーノ」の入魂の旋律を聴け。★
彼女もまた、クラシック音楽の“今様”を目指すひとり。繊細な美声は、確かにポップなバッキング、プラグドの環境でこそ真価を発揮するタイプ。クラシック出身らしく、作品への愛情が強く伝わってくる歌だが、今一歩のアクがあると、より一般から評価されそう。
愛するロドリーゴの曲を中心にオール・スペインでまとめられたベスト盤。スペインという牙城に飛び込んで、日本人である自分を確認している。しっとりとした情感が音の隙間からにじみ出す……それこそが自信。彼女にとってもマイルストーンとなった録音だろう。
グループ名義なものの、実際は豪華ゲスト陣を迎えた企画色の強いカヴァー作。ジョー・リン・ターナーを筆頭に敬愛するレスリー・ウェストも参加。正直、企画もの以上のクオリティは望めないが、それでも(3)やかつての盟友ゲイリー・バーデンの参加には涙。
米シカゴのアイリッシュ・コミュニティの中から生まれたという7人組の日本デビュー作(通算6作目)。アコースティック楽器をガチャガチャ鳴らし、ガサツだが熱いヴォーカルが唸るーーポーグスからの影響が顕著ながら、ルーツ色はさらに濃く味わい深い。
NYのギタリスト/シンガー・ソングライターの2年半ぶりのアルバム。気心知れた手練仲間らとの共演による、ロック、バラード、ジャズ、ラテンなどテイストはさまざまだが、グルーヴィな、彼らしい全曲オリジナル歌もの。半数が共作で歌の表情の豊かさが今回は注目。
ライヴ活動を続けながら、バックコーラスなどもこなして実力を磨いてきた和み系男性シンガー、NOZOMUのデビュー・シングル。フジテレビ系『奇跡体験アンビリバボー!』エンディング・テーマ。
2002年に惜しまれつつも解散した19(ジューク)。同年に2枚のベスト・アルバムを出している彼らだが、今作はリスナーが選んだ、ベスト・アルバム。彼らの名曲の多さを再認識できる1枚。
1978年発表のデビュー盤。S・ワンダーに近い、渋く深みのある歌声と哀愁を帯びたメロディが美しい。当時流行したカフェ・バー・ミュージックを代表するような、やや情感の強いAOR。
80年発表の2ndアルバムは、トロピカルな気分も漂う心地良いソウル・ミュージック。ボビー自身もプロデュースに参加しており、ドラム以外の楽器もほとんど自分で演奏している。