発売元 : ビクターエンタテインメント
フランスの人気バンドの3作目。ダンス・ミュージックへの傾倒をヒップホップの角度から深めた視点はなかなか現代的。もはやギター・ポップというイメージはなくなり、フェニックスやアヴァランチーズなどとの共振をよりいっそう感じるようになった。
キラキラ輝く、青春満開のロマンティック・ポップ・サウンドに、ファルセットをまじえた甘い声のヴォーカルが乗る。幼く可愛らしい恋愛模様だが、作った感じがないので嫌味じゃない。日本のフォーク、ニューミュージックに連なる親しみやすい旋律がポイント。
アニメ・タイアップやオリジナル・アルバムからのベスト・セレクションに新録2曲を加えたベスト・アルバム。この10年間、シャウト・ナンバーだけでなくバラードを通しても、柿島が常に前向きのメッセージを発信し続けてきたことがわかる。
イギリスはニューキャッスル出身のガールズ・グループ、サイレンズのデビュー・アルバム。オール・セインツやミスティークらに続く、イギリスからのアクトとして大注目。メンバーもほとんどの曲作りに参加している。
チェロの音色ってほんとに素敵だ……そう感じる人には絶好のプログラム。チェロを練習する人ならいつか弾きたいと憧れる曲ばかり。水谷川優子の演奏はとても素直で、伸びやかだ。まるでチェロの響きに身をまかせているかのようで快い。癒し系のアルバム。
リズム歌謡の元祖として、「マツケンサンバ」に負けじと、橋幸夫がデビュー45周年を記念しての渾身の一曲(でも“いかにも”です)。一応、日本の応援歌になってます。カップリングの2曲は愛・地球博のモンゴル・パビリオンのテーマ・ソング。グローバルな一枚です。
ちょっと初期の矢野顕子を彷彿とさせる歌声とメロディを持つ女性シンガー・ソングライターのセカンド・アルバム。日常のひとコマや、恋人へのふと浮かぶ想いを曲に書き留めた曲はシンプルで愛らしい。タイトル曲はNHK『みんなのうた』でオンエアされた。
「サンキュー」「同じ月を見てた」の2枚のシングルを含む、GOING UNDER GROUNDの5thアルバム。彼らの最大の持ち味である、胸がキュンとくるセンチメンタリズムあふれる音楽性が見事に発揮されている。
二管編成のジャズ・コンボとアジテイターと名乗る非楽器奏者が一緒になった6人組。サウンドの基本にある語法はさまざまなジャズ。それらを独自のイナセな感覚を通し、下世話さ、はねっかえり感覚、娯楽感覚、チンピラ感覚などが渦巻く表現として押し出している。
小林武史もそうだが、こういうスタイリッシュなロック・ミュージシャンは時に生真面目な印象が残り、思わず気持ちが揺れ動くことは少ない。それでいて彼らの音楽が“感動的”なのは、フォルムの美しさが群を抜いているからだろう。それがよく分かるベスト盤。
スヌープ、ネイト・ドッグ、ウォーレンGによるユニットの初アルバム兼リユニオン作。当時と違いウォーレンはプロデュースせずDJ・プー、カニエ・ウェストらが参画。ネイトの歌もたっぷり聴けるし、みな伸び伸びして充実のお楽しみ大作といった趣。
米女性R&Bシンガーのデビュー作。キュートでありながらも味わいのある声の持ち主で、もともとは曲作りから活動を始めたという実力派だ。多彩な曲を歌いこなすうえ、スター性も備えた注目のシンガーだろう。ラファエル・サディークとのデュエット収録。
バレエ「天の岩戸」は28歳で夭逝した貴志康一の60分にも及ぶ大作。20世紀前半のドイツ音楽の手法を貪欲に吸収し、日本固有の素材を生かした音楽に仕上げる手腕は並みのものではない。今回が世界初演であり初録音。ぜひともバレエ上演を望みたい。