発売元 : ビクターエンタテインメント
81年の解散コンサート直前に発売され、即完売した伝説のLP-BOX、通称“銀箱”がついに復刻。写真集ブックレットもグーだが、目玉は収録曲。全シングルA面に、B面8曲、アルバム収録曲1曲、そして(当時の)未発表曲を11曲も収録! これひとつでピンク・レディーはOK!
ニューロティカが結成20周年ということで、集ったミュージシャンの面子といったら……チバユウスケ、ソウル・フラワー・ユニオン、PUFFY、175R、大槻ケンジ……と、あまりの熱狂ぶりに2枚組になってしまった。皆たのしそうにやっているので、それだけで花マルの企画盤。
結成20周年を機に代表曲からアルバム未収録曲、新録曲にデビュー前のレア音源まで取り混ぜたオールタイム・ベスト。録音技術も演奏や歌も当然年季に伴って進化しているのだが、全編通してその音の印象がまったく変わっていないところが彼らの本物ぶりを伝える。
&GことSMAPの稲垣吾郎が歌う人気ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』の主題歌。ピアノを基調とした優しい楽曲で、サビの盛り上がりとストリングスがキャッチー。どこかビートルズ的な匂いを誘発する曲でもあるが、丁寧かつ真摯に歌い上げる&Gには好感。
“F.O.H”からアーティスト名を“Full Of Harmony”に改めての再出発シングル。ブラック・ミュージックをルーツとする、圧倒的なヴォーカルと美しいハーモニーに魅了される。
2年ぶりとなるサード・アルバムはロックンロールが決して懐古主義へと流れないしなやかさをたたえている。音楽の日常性と風景や感情の彩りが誠実かつ静かに滲み出ているその音と言葉の前では、悦びとかいう大袈裟でない生きることの素敵さを教えられる。★
渋谷ATOMで行なわれるイベント、“TOKYO RAVE”“TRANCE QUEST”とのタイアップCD。ミックスは人気のDJ TORA。
99年に九州工業大学の音楽サークル内で結成。インディーズで4枚のシングルをリリース。本作はメジャー・デビュー・アルバム。レトロ・フューチャーなシンセ・サウンド、疾走感のあるギター、男女のツイン・ヴォーカルを融合させた個性的な楽曲で惹き付ける。★
米英独混合バンドによる約5年ぶりの第4作。正式ベーシストは不在で、すでにバンドではなくプロジェクト的な形態となっているようだが、インダストリアルでエスニックでクラシカルな激音メタルはさらに高度に進化。“静”の面も含めジックリ聴き込みたい。
前作『オン・ア・ワイアー』で見出した叙情性を経由して、成熟という言葉にふさわしいバンドの発展形を提示した4作目。初期の直情的な激しさと、センチメンタルな部分が本作では共存。エモなるジャンルではくくれない、新たなオリジナリティを追求した好盤。
川畠成道の6枚目のアルバムは、2曲の無伴奏ソナタで構成された意欲作だ。楽譜に込められた作曲家の意図を丹念に解き明かし、奥行きのある演奏を実現している。難解とされるバルトークも、内省的な側面まできちんと踏み込んでいるため、説得力は十分。
個々の音はまろやかで美しい。けれど響きはタイトとかスリムとかいうより、むしろデッド。おまけに無類に軽いし、決して分厚く威圧的に鳴らさない。録音のせいもあるけれど、何より弾き手の耳と感性とペダリングが、こうした響きを作り出していてユニーク。
この人の音は、いつ、どんな場所にも似合う。ゆったりと耳を傾け、リュートという楽器からしか聴けない、静かな音の響きあいに身体を委ねていると、吟遊詩人という職業が、この人の中にはまだ存在しているのか、と思ったりする。歌のない歌、そんな形容がふさわしい。★