発売元 : マーキー・インコーポレイティド株式会社
90年代末から2000年代前半にかけて良作を発表したスウェーデン出身のグランド・イリュージョンの復活作。6年の時を経て、メロディアスでキャッチー、そして叙情的でパワフルなハード・ロックはさらにスケールを増した印象。「サーチ・フォー・ライト」にはリユニオンのきっかけを作ったデーモン閣下も参加。
ディープ・パープルのギタリストでもあるスティーヴ・モーズ率いるバンドの、7年ぶりとなる8作目。モーズの流麗なフィンガリングと鉄壁なリズム隊とのスリリングなアンサンブルはさすがで、ハード・ロック寄りのフュージョンというこのバンドならではの持ち味をたっぷり堪能できる力作。
オーストラリアのメタルコア、デイズエンドの通算3作目。母国ではカーカスやトリヴィアムなどのオープニングも務め、高い人気も誇るという。最近のメタルコアの主流とも言える咆哮とメロウさを融合したもの。が、パンテラっぽい側面も見え隠れするほか、アンスラックスのカヴァーも。
スウェーデン出身のロック・バンドによる待望のセカンド・アルバム。アメリカン・ナイズされた、80年代のメロディアス・ハード・ロックの香りをたっぷり漂わせながらも、自分たちの個性を発揮しているのが好ましい。キャッチーなメロディとツイン・リード・ギターがかっこいい。3分間ポップの魅力満載。
シンフォニック・パワー・メタルの極限へと突き進むピュア・メタルの雄、シークレット・スフィアの約2年ぶりの6thアルバム。ほとばしるエナジーとあふれ出るパッション、伝統の交響美学を結実させた一枚。
スウェーデン発4人組ピュア・メタルの伝承者、ロイヤル・ジェスターのデビュー・アルバム。キャッチーなメロディ、高揚感を煽るドラマ性を帯びたサウンドといった、メロディック・スピード/パワー・メタルの持つ魅力がしっかり投影された一作。
自身のユニット4th Dimentionを率いたアルバム。本作制作に至るきっかけにジョンは、コルトレーンの『至上の愛』を挙げているが、それは音楽面以上に精神的支柱としてのことだろう。ジョンたらしめるハイパー・サウンドは相変わらずで、「ニュー・カルナ」にその精神世界が見えるようでもある。
ヨーロッパでも注目株のスウェーデン出身の若き精鋭、ソニック・シンディケイトが放つシングル。ネイサン・ジェイ・ビッグスをヴォーカルに迎えての初音源で、日本独自企画の先行シングルだ。
スウェーデン出身のヘヴィ・メタル・バンドのアルバム(5年ぶりの2作目)。オーソドックスなメタルのスタイルを継承しながらも、個性あふれる艶やかなハイ・トーン・ヴォーカルをはじめ、ギター・リフやコーラスなど、随所に効果的な小技が光る、とても生き生きした演奏だ。
ドイツのメタル・バンド、エドガイのヴォーカリストであるトビアス・サメット主宰のプロジェクトによるアルバム。同時発売の『エンジェル・オヴ・バビロン』と連動した本作は、前作の続編的内容で、スコーピオンズのクラウス・マイネらのゲスト陣を迎え、激しくも荘厳なメタル・オペラを奏でる。
エドガイのトビアス・サメット(vo)によるメタル・オペラ・プロジェクトの、二部作のうちのパート2。マイケル・キスク(vo)など多彩なゲストを迎え、同時発売された『ザ・ウィキッド・シンフォニー』との2枚で、『ザ・スケアクロウ』(2008年)から続く三部作を壮大に締めくくる。
95年発表の4thアルバム。ジェフ・ウォーターズがギターからヴォーカルまでを手がけた意欲作で、リフ主体のアグレッシヴ・サウンドへと回帰。彼らの真骨頂ともいうべき音楽性を満載した初期の代表作だ。
96年発表の通算5作目のアルバム。ヴォーカルも担当したジェフのギター・テクニックが満喫できる内容で、徹底したヘヴィネスでパワー/スラッシュの理想形を示している。ヴァリエーションに富んだ音作りも魅力。
1st『アリス・イン・ヘル』時のヴォーカリスト、ランディ・ペイジと再びタッグを組み、古巣ロードランナーに戻っての発表となった通算7枚目のアルバム。シーンに完全復活を印象づけたタイトルだ。
前作で迎えたオリジナル・ヴォーカルのランディ・ランペイジから、元オーヴァーキルのジョー・コミューへと交代しての通算8作目のアルバム。パワーアップした信念を見せつけた、ピュア・メタルの代表作。
89年のデビュー以来スラッシュ・メタルをリードし続けてきた彼らが、1年2ヵ月ぶりに放った9thアルバム。ジョー・コミューとジェフ・ウォーターズとのコラボによる、スラッシュ/パワーメタルのひとつの完成形といえる一枚。
フィンランド出身の5人組ヘヴィ・メタル・バンドの4枚目のアルバム。カリスマ・フロントマンのヴィレ・レイヒアラを中心に、ブルージィな骨太のサウンドを聴かせてくれる。それでも決して米英のバンドのような音ではなく、しっかりと北欧のロックの雰囲気を醸し出しているところに気骨を感じる。
デンマークが誇るメロディック・パワー・メタルの10年選手、ワザリング・ハイツが放つ3年ぶり5枚目のアルバム。細やかな指さばきの光る正確で高速のギター・ソロやドラマティックな展開はそのままに、より中世的な透明感と70'sメタル的な重厚感を増した成長と充実の一作。