発売元 : 株式会社ウエス
カナダ出身のセリーとアメリカ出身のエミリーが日本で出会って結成した男女デュオの、ポップで幻想的な浮遊感が楽しめるファースト・アルバム。収録曲は7曲が英語、3曲が日本語という割合だが、後者においてもエミリーの発音を含め、まったく違和感のない自然な流れがある。
4人組バンドのファースト・アルバム。生ギターの弾き語りにバッキングがついた典型的なフォーク・ロック・スタイルが、今の時代、妙に新鮮に聴こえる。さらに言えば、こんなに言葉が届きやすく、しかも聴く価値のある内容のロックって最近は案外なかったかもね。
通算3枚目。スタイルはロック・バンドだがラテン、レゲエ、ディスコなどを大胆に取り込んだクロスオーヴァー型ダンス・ミュージックで、おまけに日本の歌謡曲風メロディもふんだんに取り込んだ妖しい魅力はカテゴライズ不可能。人を喰ったユーモアも満載で楽しい。
剥き出しの言葉と歌声が印象的な二人組の約2年半ぶりのアルバム。アコースティック・ギターとピアノだけとは思えない分厚いサウンドと奥行きのあるヴォーカルとが相まって、ストレートに突き刺さってくる。ゆったりとしたメロディアスなナンバーがとりわけ味わい深い。
ディスコ・ニューウェイヴ・レゲエをふんだんに盛り込んだミクスチャー・バンドのセカンド・アルバムの再発。本作は、インド音楽やトランスのテイストも加えつつ、力技ロック・ビートを聴かせたスルメ盤。ハコに収まりきらない野外型ダンス・サウンドの髄を魅せつける。
シンガーそしてレイ・チャールズの作品などでも知られるブルース・ソングライターによる、パーシー・メイフィールドのトリビュート全11曲。エイモス・ギャレットの唄声が実にシブく、ギターも泣かせる。トリビュートはこうでなくちゃ、という快作。★
札幌のヒップホップ・グループの3枚目で、“別れ”“出会い”“旅立ち”をテーマにしたコンセプト・アルバム。ウィスパー寄りのラップ、スロー〜ミディアムのゆったりしたテンポ、内面的な感情を吐露したリリックと、センチメンタルかつ叙情的なムードで統一している。
北海道を拠点に活動している4人組の5曲入りミニ・アルバム。女性シンガーのキュートな歌声と超ポップな歌メロが印象的なロック・アルバムに仕上がっており、アップ・テンポの曲から切なくなるような曲までスウィートな世界が繰り広げられている。
前作より約3年ぶりとなる、レペゼン北海道6MCによるセカンド。野性的なトラックにノスタルジックなホーンが絡む“夜シリーズ”第3弾「バラまく夜」、ソウルフルなワウ・ギターで落とし込むメロウな「Baby Girl」など、スキルはもちろん抜群のコンビネーションを披露している。
81年にデビュー、地元北海道で活動を続けるシンガー・ソングライター、みのや雅彦のセルフ・カヴァー&カヴァー集。ライナーで自らが書いているように、“基本はフォーク”というスタンスが嬉しい。自身のヒットはもちろん、村下孝蔵や河島英五のカヴァーが実に骨太。