発売元 : 株式会社ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
元クーラ・シェイカーのクリスピアン・ミルズを中心としたザ・ジーヴァズの2ndアルバム。ボブ・ディランやCCRのカヴァーからオリジナルまで、リアルなロックンロール満載の会心作だ。
制作・出演
エドゥアルド・マータ / ジェームズ・ゴールウェイ / チョン・ミュンフン / ハンス=イェク・プロファンター / バイエルン放送交響楽団 / フィルハーモニア管弦楽団 / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 / ロリン・マゼールハチャトゥリアンの土俗性も、マゼールの洗練された折衷主義も、ロドリーゴのローカル色も、ゴールウェイが吹くと、なんと楽々と明瞭に鳴り響くことだろう。チョン・ミョンフン、マゼール、岩城宏之、アルゲリッチなど、共演者もきわめて豪華である。
高名なヴァイオリン協奏曲からベートーヴェン自身が編曲した未知の曲を新進気鋭のピーターが初録音して34年が過ぎたが、カデンツァの感銘は今なお薄れない。第2楽章における絶妙な間のとり方やシカゴ響の深い息遣いに若き日の小澤の真骨頂が発揮される。
米女性シンガーの約2年ぶりのサード・アルバム。ファンキーな歌を歌っていた前作に比べるとよりポップで落ち着いた曲が多くなったのは去年の秋に結婚したこととも大きな関係がありそう。アイドルから本格的なシンガーとしての第一歩を踏み出したようだ。
サマーソニック03では、まるで60年代のシスコからタイム・マシーンでやって来たようなルックスと演奏が印象的だった彼ら。アルバムでは土臭さの中にモダンさもあり、流行とは一切無縁の頑固一徹なロックンロール魂と強烈な個性が漲っているのが魅力的だ。
生誕地である中国・大連の思い出をモチーフに作られたタイトル曲は秋吉の代表曲であり、彼女のお気に入り。日本人の精神性をサウンドのカラーに巧みに取り入れ、独自の響きを表わしたユニゾン部分と、でありながら奔放にスウィングする空間を用意した緻密なスコアは、彼女の独壇場。
破竹の快進撃で70年代を過ごした夫妻コンビが、初めて取り組んだタバキン・ソングブック。全曲をダンナが書き下ろし、カミさんがアレンジした。「肩の凝らないものにしたかった」と言うとおり、ジャズ・ファンに共通する琴線を震わす“愛”が出現。
35年に音楽監督に就任以来、SFSOを全米のメジャーに引き上げたモントゥーの、もっとも充実していた時期の名演。特に「幻想」は2度目のもので、後年の演奏とは違い、メリハリのきいた、実に気迫のこもった演奏だ。ほかも94年のボックスで初めて世に出たという録音。★
“90年代のアバ”ことエイス・オブ・ベイスのシングル・ベスト。世界的な大ヒットを記録した(7)はもちろん、デビュー曲(16)やバナナラマのカヴァー(11)など、スウェーデン出身の彼らならではとも言えるハッピーなユーロ・サウンド満載。(1)(4)(6)は新曲。