発売元 : 株式会社トイズファクトリー
話題になっている久しぶりのアルバム(通算5枚目)。とにかく歌詞とメロディ、ヴォーカルとバックのサウンドがぴったり寄り添い、ポップで気持ちがいい。アルバム全体の構成も統一感があるし、バンドの演奏力もかなりのものだと思う。
RAG FAIRの土屋礼央を中心とした4人組による受験生応援シングル。土屋がパーソナリティを務めたオールナイトニッポンの人気コーナーから生まれ、今でもリクエストが続く伝説のミディアム・バラードを急遽音源化したもの。こころ、温まります。
最後のアルバムにしてベスト・アルバム。2007年をもって8年間の活動に終止符を打った彼らの集大成といえる作品であり、最後の贈り物として新曲も収録されている。ストレートなサウンドと勇気のわく詞で支持された彼らの楽曲は、普遍的かつ情熱的なのである。
ムコ多糖症という難病の存在を広く知らせるために、湘南乃風の若旦那を中心にミュージシャンの輪が広がり、2007年10月に横浜アリーナでイヴェント・ライヴが開催された。これはその際に合唱されたMINMIによる楽曲で、子供たちによって歌われている。
前作から約1年半ぶりの通算3作目。これまで土臭いバンド・サウンドを得意としてきた彼らだが、本作では打ち込みやデジタル機材を大々的に導入し、音響的にも趣向を凝らした作品に仕上げている。ASA-CHANGをはじめとするゲスト陣も豪華。
2007〜2008年にかけての冬バラード2連作の第1弾は、冨田恵一のプロデュース。ピアノやストリングスのリリカルな響きと、情感の潤いをありありと感じさせる歌声との組み合わせは、冬のファンタスティックな瞬間を見せるようで映像へのイメージを駆り立てる。
通算31枚目のシングルは、映画『恋空』主題歌。傍にいることだけが人間同士の繋がりではない。言葉はなくとも、相手を心で見つめることでも人と人は繋がっている、と教えられる。「羊、吠える」は、自分は狼じゃなく羊だという、いっそ開き直るさまが逆に強さを感じる。大人への応援歌。
長野県蓼科発、録音当時平均年齢17歳のジャズ・バンドが奏でる青春ジャズ・アルバム。映画『スウィングガールズ』のモデルになったことでも知られるビッグ・バンドが、みずみずしい魅力を放っている。
ジャイルス・ピーターソンや沖野修也からも絶賛される北欧クラブ・ジャズ・シーンの注目株、シンバッドのフル・アルバム。ソウルやヒップホップ、ディープ・ハウスなど、多彩にして先鋭的な感性が息づいている。
2007年10月に2作同時発表となるシングルのうちの1枚。映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌で、歌詞の一言一言が心に染みわたる彼ららしいナンバーだ。美しく響くメロディも出色の仕上がり。
「花の名」と同時発表となるシングル。ポップかつエネルギッシュな側面をフィーチャーしたロック・ナンバーで、安定した演奏力の上に成り立つソリッドなプレイが冴えわたっている。「ガラスのブルース」のアコースティック・ヴァージョンも楽しめる。
コケティッシュなルックスも魅力的なシンガー・ソングライターのファースト・アルバム。TOWA TEI、ラスマス・フェイバーらによるトラックのゴージャスさにはさすがに圧倒されるが、本人が一人で制作した楽曲もかなりの完成度で正直ちょっとビックリ。★
サウンド・プロデューサーに渡辺善太郎を迎えた9枚目のシングル。あふれ出す葛藤と衝動を、エモーショナルなヴォーカルに託す。うねりながら迫ってくる高音域は圧巻。今までとは違ったアプローチで、新たなSALYUを感じることができる強靱なロック・チューン。
リード・ヴォーカル土屋礼央のスウィートで伸びやかな声に胸がつまるミディアム・バラード。ひっそりと恋焦がれつづける思いを、スッと響かせ合う透明感のあるコーラスが盛り立てる。「LIVEラリー」はスペシャル・ハイなハーモニー・ワークをみせる痛快ウキウキ・ポップス。
EGO-WRAPPIN'のヴォーカリスト、中納良恵の1stソロ・アルバム。制作陣に向井秀徳(ZAZEN BOYS)や青柳拓次(リトル・クリーチャーズ)らを迎え、彼女の新たな魅力が紡ぎ出されたポップな一枚となっている。
スウェーデン産メロディック・デス・メタル・バンドの通産7作目。旧メンバーの復帰でトレードマークだった“兄弟ツイン・リード”が復活ーー初期のスピード感と扇情メロディを取り戻したバンド・サウンドも、より激烈&ドラマティックに進化を遂げた。
約10年ぶりのオリジナル・フル・アルバム。80年代だのサブカルだの余計なことは語るまい。再録された3、14曲目は言うにおよばず、名曲がビッシリ詰まった力作を心ゆくまま楽しめばいい。カラフルな演奏もよいが、それをリードするオーケンの歌力にあらためて感動!★
2007年に活動を再開。デビューから数えて19年目というベテラン・バンドの再会シングル。“仲直り”をテーマに据えているように、自らの境遇をネタにしていくところが筋少らしさ。ドラマティックな展開を多数盛り込んだハード・エッジな楽曲に、らしい味を覚えた。