発売元 : 株式会社トライエム
シンプルな演奏をバックに、新井の歌声がズシリと響いてくる。美声ではないが、存在をナマのままゴロリと投げ出したような歌に、なんとも言えない懐かしさというか安堵感みたいなものを感じる。見せかけの激しさを拒否した、真の強さがどの曲からも伝わる。
(11)が話題を呼んだ在日韓国人2世シンガーの全20巻になるというソロワークの第1弾。(1)は黒田征太郎、(2)は中上健次の作詞。無頼というか、武骨というか、男のブルースだ。シビアな(9)の歌詞もゴツイやさしさが包みこむ。人生山あり谷ありだと思う人向け。
結成10年にして解散したブルーハーツのベスト・アルバム。 CX系ドラマ「人にやさしく」(2002年1月7日スタート)挿入歌の「人にやさしく」をはじめ、 「リンダ リンダ」「青空」他、全17曲。 <収録内容> 01. リンダ リンダ 02. 人にやさしく 03. シャララ 04. ロクデナシ 05. ラブレター 06. 平成のブルース 07. キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー) 08. ハンマー 09. チェインギャング 10. TRAIN-TRAIN 11. ラインを越えて 12. 僕はここに立っているよ 13. 英雄にあこがれて 14. 青空 15. 終わらない歌 16. ブルーハーツより愛をこめて1985 17. 1985 ⇒ブルーハーツのDVDはこちら!
88年以降95年までの、彼らの発表作品の中からセレクトされたベスト。特に、ヒットした「何も言えなくて…夏」リリース以降の作品からの選曲が多少多い。弱さ、情けなさ、やるせなさを見せながらも前を向こうとする、等身大の大人の男が伝わってくる。
TV『筑紫哲也のニュース23』のテーマ曲「清河への道」の完全版で、なんと48番まである大河私小説とも言える作品。このエネルギーの根源にあるものについて、聴き手それぞれの受け止め方があるだろうが、表現手段としての音楽を信じる意思を評価する。