発売元 : 株式会社ハッツアンリミテッド
ピアノ初学者にもショパンの雰囲気を味わえるようリアレンジされた、楽譜と音源CDのセット。左手は単音から2音程度、右手はほぼ旋律だけを弾いているが、音の選択が上手く、ゆったりした「ノクターン第2番」「雨だれ」などはなかなかいい感じ。「英雄ポロネーズ」も意外に別な曲のような楽しさが。そのまま弾く以外にも使えそう。全曲ハ長調!
制作・出演
ShinichirouHikosaka / YujiToriyama / ショパン / マチェック・ヤナス / ラファエル・フォン・ブライドン / 古澤巌 / 柏木広樹 / 葉加瀬太郎 / 西村由紀江美白美容液のCMに使われた「A Letter From The Island」、アレンジが楽しい「ワルツ第14番ホ短調」、古澤巌による3トラックを除けば、一般的なショパン・ベストということになる。が、こうしてポップなアンサンブルでの演奏と並べることで、かえってピアノ独奏というスタイルの特異さが際立つ印象を受けるのは面白い。
愛知県出身、エレクトーン界のプリンスとして海外でのコンサート経験も豊富なキーボード・プレイヤーの、約2年ぶり、5枚目となるメジャー・デビュー・アルバム。ストリングスを配したスケールの大きなサウンドで、叙情的な音風景を鮮やかに描いてみせてくれる。
とにかく声量と歌のうまさでは定評のある松崎しげるが、不況で元気のない日本を励まそうと立ち上がり制作したカヴァー・アルバム。2009年に還暦を迎えるとは思えないパワフルな歌声で数々の名曲を“松崎”スタイルにアレンジして聴かせる。でも締めは「愛のメモリー2009」!
2010年にデビュー30周年となるハウンド・ドッグの名曲を、大友(vo)がセルフ・カヴァー。すべて新録だが、心地よいロックンロールは健在だ。さらに、俳優としての活躍で磨かれた表現力は、艶のある歌声にしっかりと表われている。サウンド・プロデュースとギターは土方隆行。
葉加瀬太郎も絶大な信頼を寄せる世界的ヴァイオリニストが、超絶的な技巧で幽玄なメロディを紡ぐインスト集。クラシック色が強いが、レゲトンからジプシー・ブラスまで、今日的な音楽も広く視野に入れ、優美な音色で癒してくれる。東儀秀樹もゲスト参加。
ロンドンに拠点を移し、クラシック音楽にあらためて正面から向き合ったという葉加瀬太郎の新境地を示す一枚。ヴィヴァルディ風アレンジの「春をどうぞ」や、エルガーの「威風堂々」をサビに使った「栄光への道」などの自作が収録曲の約半分を占め、“葉加瀬流クラシック”をダイナミックに体現する。
元G-CLEFのチェロ奏者の5作目のソロ・アルバム。ブラジル風味が濃厚で終盤の高揚感が心地よい「La?La?Ya」、小オーケストラとともにシンプルで穏やかなメロディを奏でる「ドリームボックス」、クリヤマコトが参加したパワフルかつ技巧的な「Vitamin Color」など多彩な内容。自らの詳しい曲解説を読んで聴くと味わいが増す。
制作・出演
JunkoTaniguchi / MasanoriAmakura / matsumonica / RyuichiYamamura / YoshimasaHarada / YuichiroHiraoka / フランシス・シルヴァ / 大城蘭“和製ノラ・ジョーンズ”と評される歌声を持つ沖縄出身の女性ジャズ・シンガー、大城蘭のデビュー・アルバム。甘く切なく、色気のあるハスキー・ヴォイスと多彩なレパートリーを活かし、ドン・マクリーンの名曲などを披露している。
ハウンド・ドッグのリーダーでヴォーカルの大友康平が、70年代のヒット・ソングの数々をカヴァーしたアルバム。彼自身もその世代に当たる、当時10?30代だった人には、懐かしい選曲。シャウトが身上の彼が、少々抑え気味に歌っているのが印象的。
2008年5月で放映開始から10周年を迎えたTBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』の記念コンピレーション。テーマ・ソングでおなじみの葉加瀬太郎ほか、多彩なアーティストのナンバーを収録している。
聴きやすい内容ながら、決して甘口ではない。元クライズラー&カンパニーの竹下欣伸は、生音が重なる効果を良く知った好アレンジを今回も提供。アコースティック&近接感を強調した仕上がりからも、制作者たちの矜持が伝わる。広くない空間で、がっちり浸りたい音だ。★
パチンコ関連会社の社員で、パチンコ機『花満開』のイメージ・ソングで歌手デビューしてしまった異色の歌手。意外なほどの歌唱力で聴かせる。「FATE」は『花満開』の大当たりソングなので、パチンコ好きの方は聴いて大当たり気分を味わってみてはいかが?
ギター、ヴァイオリンのデュオの4作目。鳥山雄司のプロデュースにより、ジプシー・スウィングやミュゼットの要素を現代的なサウンドと融合している。力強い演奏で確かな技巧をアピールする1曲目、スムース・ジャズの感触をもつ3曲目、感傷的なメロディの6曲目など質が高い。
おなじみ「情熱大陸」の2007年ヴァージョンは、布袋寅泰の手によりファンク&ロックなテイストに。哀愁あふれるラテン・タッチの「約束の街」はJazztronikの野崎良太がプロデュース。鳥山雄司とのコラボレーションから生まれたラストの「交響詩“希望”」は、10年のソロ活動を物語る集大成的ナンバー。