発売元 : 株式会社バッドニュース音楽出版
韓国の人気俳優の日本デビュー・シングル。美しいミディアム・ナンバーで新曲の「守りたい」と大ヒット曲「FOREVER」のリメイク・ヴァージョン」(リュ・シウォンがカヴァー)を収録。ナチュラルで伸びのあるヴォーカルには清潔感があり、とても好感が持てる。日本語もじょうず。
くるりの作品への参加などで知られるシンガー・ソングライターの2枚目。低音のストイックなヴォーカル、ストレンジでシュールな歌詞、それに自由度の高い演奏とが絡み合って、架空の箱庭的な世界を作り上げている。達観したようなシニカルさとみずみずしさが交錯する、才覚炸裂の傑作。★
くるり既存の作品を、16アーティストがそれぞれの流儀でカヴァー。あたかも自分の曲のように歌っている奥田民生から、意外なくらい可憐なユーミンまで、多彩な解釈が並ぶ。思いきりケルティック・トラッドに料理したハンバート・ハンバートの「虹」が、かえって新鮮。⇒♪くるり特集♪をチェック!
2008年のフジロックではロジャー・マニングとともにジェリーフィッシュ時代の曲を披露し会場を沸かせたジェイソン・フォークナーの4作目。ライヴではお馴染みのアッパーな楽曲をはじめ、泣く子も黙る必殺のバラードまで美メロのオンパレード。そのポップ職人っぷりは全盛期のXTCを凌ぐほどだ。★
アラサー&アラフォー世代が幼少期に聴いていた歌をティーン時代に聴いていたアーティストがカヴァー、それを子どもと一緒に愉しめるコンピ盤。eastern youthが歌う「ヒロミ」は、アジテーションたっぷりで彼らのナンバーそのもの。ほかにも、キリンジや土岐麻子らが参加。
フー・ファイターズのクリス・シフレットがフロントマンを務めるパワー・ロック・バンドのセカンド。デイヴ・グロールは8曲、テイラー・ホーキンスも5曲でドラムで参加しており、ファイターズに負けないパワー・コードのキャッチーなポップ・ソング揃いの力作。
インドの世界的なマスター・タブラ奏者、ザキール・フセインが96年に発表した名盤。スペイシーな音空間に刻まれるタブラの深遠なリズム、ハンド・クラッピングの嵐。インドの伝統的なリズム・サイクルが聴く者を超絶的なスピリチュアル世界へと誘う。★
デス・キャブ・フォー・キューティーのギタリストのファースト・ソロ・アルバム。みな自作の曲で、ポップかつメロディアスでもあるが、デス・キャブ〜よりもメリハリの利いたハードな曲が多く、彼のデリケートな歌声も瑞々しくてイケる。「LIKE A SPARK」は日本盤のみ。
過去に発売された13曲と未発表曲の1曲を再録した彼らの10周年記念的ベスト・アルバム。冒頭から乾いたドラム、しっとりと伸びやかなアコーディオンとヴォーカルに背筋もピンと、凛とした空気が満ちあふれる。装い(私服)を変えて気持ち良く街へ出る、そんな音楽。★
ジャンル
ジャパニーズ・ヒップホップ・レーベルの老舗、えん突レコーディング。その歴史の一部がたどれる、自主制作音源のみを集めたミックスCD。DJ AMEKENとDJ MISSIEの格好いいスクラッチが堪能できる。
米国インディーズ・シーンを牽引する個性派ポップ・グループの通算8枚目。といっても実質的には鬼才ケヴィン・バーンズ・プロジェクトで、曲も演奏もほとんど一人で手がける。70年代のノスタルジックなサウンドにダンスの要素を混合した、独創的なポップス。
USインディ・ロック・シーンの人気バンド、マリタイムの3rdアルバム。前身バンドのザ・プロミス・リングの全盛期を想起させる力強いアンサンブル、キラキラと輝くようなギター・ワークが素晴らしい。
元ディスメンバメント・プランの中心人物によるソロ。自身が「原点回帰作」と公言するように、これまでになくバンド・サウンドを前面に打ち出した内容である。とはいえキッチュなシンセ音やギターなど、随所にほどこされた遊び心には彼らしさが残る。
『ALTERNATIVE PRESS』誌で2006年の“今年注目のアーティスト・ベスト100”にも選ばれたウェザー・ボックス。骨太なヴォーカルと演奏で、聴く者を押さえつけるような迫力を感じさせる。新人らしからぬ貫禄と高いテンション、そして実力を持ったバンドだ。