発売元 : 株式会社バップ
2002年8月にデビューした女性シンガー。阿久悠の作詞も話題となった「Jericho」を含む3つのシングル曲を収録した初のミニ・アルバム。さまざまなスタイルの楽曲に挑戦してきた1年という時間の流れが見える。一つの核心へと迫りつつある予感の一枚。
大橋純子の唄の巧さを味わえるミニ・アルバム。彼女のファンの主流である中年層には、体力的にもこれくらいのボリュームが適当。ちょっと退き気味の位置から柔らかく唄いかけてくるから、オジ&オバも安心して唄の世界に同化できる。若い心を持ち続けている大人向け。
2000年に横浜で結成された5人組ロック・バンド、GUN DOGの1stアルバム。日本人離れした楽曲で、ヘヴィ・ロック・ミクスチャーと呼ばれるジャンルで頭角を現しつつある。
TBS系『POOH!』2003年5月のエンディング・テーマとなったオノ・アヤコのサード・マキシ・シングル。同名ミニ・アルバムも発表した。オリエンタルな曲想に打ち込みバックが抑えめにセンチメンタルで、オノ・アヤコの透明感ある歌声とマッチしている。
日本のジャズ・シーンにおいて欠かせない存在の大野雄二。彼のトリオによるシリーズ第6弾。『ルパン三世』のテーマ曲関連2曲のほか、大野自身の選曲によるジャズ・スタンダードを収録。
すっかりハワイの人となった杉山が、そのハワイのリラックスした雰囲気のなかで、オメガトライブから現在に至る自身の代表曲を再録音。おそらく一発録りによるシンプルな演奏が心地よい。特筆すべきは、そのヴォーカル。力強く太く確信と自信に満ちて聴こえる。★
2002年秋に中心メンバーの木下昭仁(g)を除くメンバー全員が脱退し、現在は活動休止中の北海道産メタル・バンドーーそのメモリアル・ライヴ作。2002年5月の全国ツアーから東京公演を収録しており、熱きメタル魂の迸りがあますところなく詰め込まれている。★
純粋というのか、無垢というのか……“素直な”言葉が素朴な音に乗せて、聴覚から全身に沁み伝わる。過密ではなく、不足でもないリアルな風景がフォーキーな歌声からにじみ出ている。いまどき珍しいぐらい飾らぬ魂に、感服&今後に大期待。磨けばますます光るだろう。★
92年にリリースされた、ハードロック・バンド、サーベル・タイガーのインディーズ盤。紅一点・久保田陽子のヴォーカルが最大限にフィーチャーされた名盤。「Silly」ほか収録。
81年に北海道で結成されて以来、ジャパメタ・ファンの間で大きな注目を集め続ける技巧派集団、サーベル・タイガーの通算3枚目となるオリジナル・フル・アルバム(95年作品のリマスター)。正統的かつメロディアスなヘヴィ・メタルを高い演奏力で聴かせる。
過去のカセット音源に収録されていた楽曲を歴代メンバーでリレコーディングしたり、リミックスした94年発表の企画盤で、リマスタリングしての再発。長きにわたりバンドを率いてきた木下昭仁(g)の変わらぬセンスを再確認できる。追加収録の未発表曲はポイント高し。
札幌を拠点に81年から活動を続けるバンド。本作は94年にインディーズでリリースされた2枚目のオリジナル・アルバムで、リマスタリングを施して3度目の再発。複雑な構成を持つヘヴィ・メタルは他に類を見ないほど個性的。当時のライヴ音源をボーナス収録。
TV番組『嗚呼! バラ色の珍生!! 』のオーディション出身の女性シンガー・ソングライターによる半年ぶりのサード・マキシ。等身大の女の子の気持ちを綴った歌詞と儚げな歌声に、フォーキーな香りがマッチ。胸がキュンとするオジサン世代も多いかも。
木下昭仁のソロとして制作された97年作のリマスター盤には、元STEELERのロン・キール、ANTHEMの柴田直人などの豪華布陣が参加。テクニカルかつメロディアスに組み立てられた丁寧な様式美の追求は壮麗というこの上ない形容を引き出している。
98年に発表した通算5作目をリマスタリング。プロジェクト化していたバンドが、ヴォーカルの下山の加入でバンド然としていった時期の作品でもある。メタル・アルバムとして今でも魅力的。ボーナスでデモとライヴ・ヴァージョンを各1曲収録。
札幌の老舗パワー・メタル・アクトが98年に発表したインディ時代楽曲のリメイク集がデジタル・リマスタリング再発された。当時の新戦力だった下山武徳(vo)がパワフルなシャウトで歌いきる。女性ヴォーカル時代の楽曲には違和感もあるが、全体的には押しが強まり好変化。
4つ打ちを基本とするビートのうえできらびやかなシンセサイザーが踊るトラック、そして、どこか歌謡曲チックなメロディ・ライン。オーソドックスな「歌ものハウス」を志向するオノ・アヤコのセカンド・マキシ。濃密な女性の「性」(さが)を感じさせる声質も、ハウス・ディーヴァなムード。
現在入手困難な“プロレス”“格闘技”選手のテーマ曲、TV中継エンディングなどを収めたコンピ・アルバム。初CD化となる故ジャンボ鶴田のテーマ曲「J」オリジナル・ヴァージョンは貴重。