発売元 : 株式会社ミディ
期待のギター・ポップ・バンド、エレクトリック・グラス・バルーンの2nd。インテリジェンスを感じさせる声質で非常に文学的な詞を歌う彼らは、それでも全然頭でっかちではない。自由な空気にあふれ、弾けた感覚が満ちているこのアルバムは傑作だ。
ロス在住のNAC系プロデューサーとして知られるマキが自らヴォーカルとピアノを駆使して吹き込んだミニ・アルバム。全5曲、いずれもポップな感じでほどよいフュージョン・サウンドに彩られている。次は是非フル・アルバムを聴かせてもらいたい。
ジャケットの表情が歌の世界を何よりも表わしている。ゆったりとした時間の流れのなかに、一緒に身を置ける幸せを感じる。ちょうど彼が歌いはじめたころ、まだ心にゆとりと熱さが十分に存在していた時代の空気を、この人は忘れずに生きているのだ。
前作『SEIZE FIRE』に比べると、ずいぶん聴きやすくなった。ひたすらパワフルにストレート勝負という感じが、いささかしんどかった前作とは違い、チェンジアップも覚えて幅が広がった。結果的に各楽曲の個性が浮き彫りになって、統一感も出てきた。
「気の指圧師」として有名だという、エンドウ・リョウキュウ氏のギターや琴、シンセを中心とした東洋の神秘系ヒーリング・インストもの。我が子に「アルファ」とか、「ガイア」なんて名前を付けてしまいそうな人や高度情報化社会に憤りを感じている人向け。
うひゃー気持ちわりい。でも楽しい。でも居心地わりい。カユい所に手が届かないはっぴいえんどの孫バンドは、はっぴいえんど版ラットルズでマニア心くすぐるフレーズ続発。がメロディ・センスは英国っぽい。どうせなら裏ジャケもなんとかしてくれよ。
リトル・クリーチャーズ3人のうちの2人で構成されたユニットの作品。全曲インストゥルメンタル。ジャンルにも形式にもとらわれず、それこそ気の向くままに音を紡いだ音楽。一見ハチャメチャで前衛的なようだが、不思議と神経を落ち着かせてくれる。