発売元 : 株式会社ワードレコーズヴェリタ・ノーテ
欧州を代表するトランペット奏者の78年録音。まだ31歳のベニー・ウォレスも参加し、当時上り調子だった二人の勢いが演奏にダイレクトに表われる。鋭利なトランペットと豪放なサックスのコントラストの妙。その音と音が化学反応して生まれる音のうねりが熱い。
76年にエンヤに録音したトリオ作。ベースはセシル・マクビー、ドラムスはロイ・ブルックス。全曲オリジナル。「イシュマエル」ではリーダーの歌やサックスも聴ける。いかにもこの人らしいパーカッシヴなピアノ、そして全体を覆うアフリカン・ムードが印象的だ。
81年NY、ラウズ57歳の時の録音のリマスタリング。純ジャズ低迷の時代背景に臆し、惑わされることなく、よくスウィングするビートに乗って自己の軽快なスタイルでブロウし歌い上げる。ユニークな旋律の「リル・シェリー」、セカンドライン風リズムの逸品「ミスター・マギー」など楽曲も良い。★
1950年代にウエストコーストで活躍した名アルト・サックス奏者ハーブ・ゲラーが、57歳のときに行なったドイツのジャズ・クラブでの実況録音。ベース、ギターとの共演。2曲で歌手が入る。ゲラーの胸のすくようなプレイとバップ・スピリットが健在でうれしくなる。
エンヤを代表するトランペッターのアンブロゼッティがフィル・ウッズと組んでモダンなアプローチによるビ・バップを繰り広げる。ビバップの発展形はハード・バップだが、ここでの演奏はあくまでビ・バップ奏法の中で発展的なサウンドが追求されたもの。
制作・出演
アンブローゼ・アキンムザイア / ウィル・バーナード / ジャスティン・ブラウン / ジョシュ・ローズマン / ジョナサン・マローン / バーニー・マッコール / ピーター・アプフェルバウム / マーヴィン・セウェルパワフルでセクシーなヴォーカルとタイトでファンキーなサウンドが人気のアイク&ティナ・ターナーのベスト・アルバムだ。1969〜74年の全盛期に残した音源の中から、代表曲をはじめ数々の名曲が厳選収録されている。
2000年9月に63歳でこの世を去ったブラジリアン・ギターの名手パウエルが、亡くなる2ヵ月前に、ニューヨークの有名ジャズ・クラブに出演した際のライヴ録音。淡々としたソロだが、どれもベテランらしい味わいがたっぷり。まさに“最後の雄姿”である。