発売元 : 株式会社ワードレコーズヴェリタ・ノーテ
2010年夏、フェイセズ再結成も話題となったストーンズのギタリストの久々のアルバム。彼らしい快活なロックンロールほか、ブルースやカントリー、R&Bなど、ルーツ・ミュージックに根差した滋味あふれる演奏はさすがで、スラッシュやレッチリのフリー、ビリー・ギボンズら、豪華ゲスト陣との共演も聴きもの。
英国のレジェンド・ブルース・ギタリストに捧げられた95年制作の2枚組トリビュート。同世代組のロリー・ギャラガー、ハーヴィー・マンデル、イアン・アンダーソンから、直弟子のスノーウィー・ホワイト、ビリー・シーンら、参加者も豪華で、初期フリートウッド・マックの名曲を中心に聴かせる熱い演奏は圧巻。
2001年に他界した伝説のブルース・ギタリスト、ジョン・リー・フッカーのトリビュート・アルバム。ジェフ・ベック、ジャック・ブルース、ゲイリー・ムーア、ピーター・グリーン、ミック・テイラーら英国人のビッグ・ネームが参加。存在感あふれるブルース・プレイはどれも圧巻だ。
1950〜60年代の英国ブルース・シーンに多大な貢献をしたシリル・デイヴィスを讃え、感謝を捧げる意味で制作された97年発表のトリビュート盤が日本初発売。英国ブルースを支えてきた豪華なメンバーが集結し、ブルースの名曲をプレイ。年季と気合いの入った歌と演奏に親父世代は感涙必至。
制作・出演
AdamSchroeder / BradLeali / DonaldVega / ジェシー・デイヴィス / ダントン・ボラー / テレル・スタッフォード / ベニー・ウォレス / レイ・アンダーソングラミーを受賞したインスト前作から4年。ヴォーカル入りの今作では、大ヒット作『フランプトン・カムズ・アライヴ』を想起させるからりとしたハード・ロックから、繊細なギター・インストまで幅広く。モータウンへの情憬を歌った「インヴィジブル・マン」では英国人性ものぞかせ、アラ還の充実をうかがわせる。
バンドの初来日にしてイングヴェイ・マルムスティーン初見参となったライヴを収録したアルバムは、“衝撃”と謳われたイングヴェイの超絶プレイをスピーカーの向こう側からあふれさせる。レインボー、MSGの楽曲を織り交ぜたセット・リストも嬉しい限りで、さまざまな入り口から伝説を窺うことができる。
代表作『ディスタービング』(85年)に併せた84年10月の来日公演(東京厚生年金会館)を収録したライヴ作。絶頂期にあったバンドならではの勢い漲る演奏の醍醐味はスタジオ作以上で、グラハム・ボネットのパワフルなシャウトとスティーヴ・ヴァイの流麗なギター・ソロ、ハーモニーも見事なライヴ秀作。
ボーン・サグスン・ハーモニーのクレイジー・ボーンがソロで発表してきた楽曲から編纂したアルバム。リル・ジョン、スヌープ・ドッグ、ノトーリアスB.I.G.、カミリオネアなどの豪華ゲストを迎えた楽曲もある。不穏な空気に満ちたワイルドなラップはキャリアのなせるわざか。
メロウなサウンドと美しいハーモニーが魅力のヒップホップ・ユニット、ボーン・サグスン・ハーモニーのアルバム。オリジナル・メンバー5人が顔を揃えた作品で、高いスキルによるラップを存分に堪能できる。
2007年に他界した鬼才アンドリュー・ヒルに捧げた、フランスのピアニスト(68年生まれ)によるトリオ盤。マル・ウォルドロンを思わせるモールス信号のような打楽器的アプローチやセロニアス・モンクの影響も感じさせる。エンヤの硬派路線を象徴する作品だ。
ここにきてコニッツは再びクールな味わいを湛える真摯なプレイをするようになった。そのことを素晴らしい形で伝えているのがこの作品。ワン・ホーン・カルテットによる演奏で彼が真価を発揮する。静寂にして野心的。聴きごたえ満点の重厚な一枚。
ベルギー出身のコンポーザー/ピアニストの5枚目。とはいえ自身は楽曲提供に専念、演奏はしていない。室内楽のような親しさと、神秘的な美意識を併せ持つ、独特の癒し空間をクリエイト。ブラジルを代表するチェリスト、ジャキス・モレレンバウムも好演。
ジョンがマイルス・デイヴィス・バンドにスカウトされる直前、81年のトリオでのライヴ作品。この頃から彼のギター・サウンドは一聴して彼とわかる個性を発揮している。スティーヴ・スワロウ(b)のソロの美しいメロディは必聴。録音状態も良好。
欧州随一のマリンバ/ヴァイヴ奏者、フリードマンが自身の名義でリリースしたリーダー・アルバムが初CD化。女流ソプラノ奏者のジェーン・アイラ・ブルームも参加した本作は、これぞヨーロッパのジャズとでもいうべき透明感と神秘性に満ちた一枚だ。
ハードコア・ファンク・バンドを率いたり、モンゴルのホーミーまがいの技法で驚かせたり、変態系超絶技巧トロンボニストが、真っ当なジャズができることを証明して見せた85年のスタンダード集。地味な楽器の新たな魅力を引き出した、ユニークで楽しい作品。