発売元 : 株式会社ワードレコーズヴェリタ・ノーテ
TOTOのベーシストとして活躍したマイク・ポーカロのリーダー・アルバム。2002年にドイツで行なわれたギグの音源を元にL.A.の名だたるミュージシャンが色を添えたリミックス・ライヴ作品で、亡き兄ジェフに捧げられた作品でもある。
ベースの名手、ハービー・S(シュワルツ)が88年に録音しながら、日の目を見ることのなかった秘蔵音源のCD化。収録曲はスタンダードの名曲中心で、まだ22歳だったビル・チャーラップが参加していて、彼にとっては初レコーディング。そのピアノはすでに歌心をたっぷりと湛えていて、伸びやかでみずみずしい。
クリーブランド出身、もう15年にわたって充実した活動を維持している大型ヒップホップ・グループ、ボーン・サグスン・ハーモニーの、これは未発表曲やレア音源をまとめた編集作。早口のラップや耳を引く肉声の絡みはそのままながら、どこか無骨なノリの曲群が印象に残りもするか。
メタル系ミュージシャンを集めた、クリスマス・カヴァー集。オリジナル・リリースは2008年で、故R.J.ディオ+T.アイオミ、A.クーパー+B.シーン、レミー+D.グロールなど、豪華メンツを集めた仕掛け人はボブ・キューリックだ。それぞれの個性を活かしたアレンジも凝っている。
ロニー・ジェイムズ・ディオが健在だった2009年の“ヴァッケン・オープン・エア”での熱演を収録したライヴ盤。まるで鬼神のようなディオのヴォーカルを聴いていると、いまさらながらその偉大さに感じ入る。まさにジャンルを超越して評価したいヴォーカリストだ。★
制作・出演
MarcoLobo / MarioSutel / ウォルター・ラング / ウォルター・ラング・トリオ・エルフ / ガーウィン・アイゼンハワー / スヴェン・フォーラー / ミルトン・ナシメント2010年夏、フェイセズ再結成も話題となったストーンズのギタリストの久々のアルバム。彼らしい快活なロックンロールほか、ブルースやカントリー、R&Bなど、ルーツ・ミュージックに根差した滋味あふれる演奏はさすがで、スラッシュやレッチリのフリー、ビリー・ギボンズら、豪華ゲスト陣との共演も聴きもの。
英国のレジェンド・ブルース・ギタリストに捧げられた95年制作の2枚組トリビュート。同世代組のロリー・ギャラガー、ハーヴィー・マンデル、イアン・アンダーソンから、直弟子のスノーウィー・ホワイト、ビリー・シーンら、参加者も豪華で、初期フリートウッド・マックの名曲を中心に聴かせる熱い演奏は圧巻。
2001年に他界した伝説のブルース・ギタリスト、ジョン・リー・フッカーのトリビュート・アルバム。ジェフ・ベック、ジャック・ブルース、ゲイリー・ムーア、ピーター・グリーン、ミック・テイラーら英国人のビッグ・ネームが参加。存在感あふれるブルース・プレイはどれも圧巻だ。
1950〜60年代の英国ブルース・シーンに多大な貢献をしたシリル・デイヴィスを讃え、感謝を捧げる意味で制作された97年発表のトリビュート盤が日本初発売。英国ブルースを支えてきた豪華なメンバーが集結し、ブルースの名曲をプレイ。年季と気合いの入った歌と演奏に親父世代は感涙必至。
制作・出演
AdamSchroeder / BradLeali / DonaldVega / ジェシー・デイヴィス / ダントン・ボラー / テレル・スタッフォード / ベニー・ウォレス / レイ・アンダーソングラミーを受賞したインスト前作から4年。ヴォーカル入りの今作では、大ヒット作『フランプトン・カムズ・アライヴ』を想起させるからりとしたハード・ロックから、繊細なギター・インストまで幅広く。モータウンへの情憬を歌った「インヴィジブル・マン」では英国人性ものぞかせ、アラ還の充実をうかがわせる。
バンドの初来日にしてイングヴェイ・マルムスティーン初見参となったライヴを収録したアルバムは、“衝撃”と謳われたイングヴェイの超絶プレイをスピーカーの向こう側からあふれさせる。レインボー、MSGの楽曲を織り交ぜたセット・リストも嬉しい限りで、さまざまな入り口から伝説を窺うことができる。
代表作『ディスタービング』(85年)に併せた84年10月の来日公演(東京厚生年金会館)を収録したライヴ作。絶頂期にあったバンドならではの勢い漲る演奏の醍醐味はスタジオ作以上で、グラハム・ボネットのパワフルなシャウトとスティーヴ・ヴァイの流麗なギター・ソロ、ハーモニーも見事なライヴ秀作。
ボーン・サグスン・ハーモニーのクレイジー・ボーンがソロで発表してきた楽曲から編纂したアルバム。リル・ジョン、スヌープ・ドッグ、ノトーリアスB.I.G.、カミリオネアなどの豪華ゲストを迎えた楽曲もある。不穏な空気に満ちたワイルドなラップはキャリアのなせるわざか。