音楽むすび | 発売元 : 株式会社ワードレコーズ

発売元 : 株式会社ワードレコーズ

ボーン・トゥ・スラッシュ - ライヴ・イン・ジャーマニーボーン・トゥ・スラッシュ - ライヴ・イン・ジャーマニー

四半世紀ぶりにツインギター体制となり、さらにパワーアップしたデストラクションのライヴ・アルバムが登場! 19年に行われた地元ドイツの大型野外フェスでのステージ模様をフル収録。 【日本語解説書封入】 デストラクションに多くの説明は必要ないだろう。 クリエイター、ソドム、タンカードらとともに、ジャーマン・ス ラッシュのビッグ4の一員として、スラッシュ・メタル創成期からシーンの最前線を突っ走ってきたデストラクション。 昨年リリースされた15枚目のスタジオ・アルバム『ボーン・トゥ・ペリッシュ』も大好評。 また本作では、セカンド・ ギタリストが加入。 99年のシュミア復帰以来守られてきたトリオ体制に終止符が打たれたことも、大きな話題となっ た。 この度リリースになるのが、『ボーン・トゥ・スラッシュ』と銘打たれたライヴ・アルバム。 87年の傑作『Live without Sense』に始まり、『Alive Devastation』( 03年)、『 The Curse of the Antichrist - Live in Agony』(09年)と、 ライヴ・アルバムはデストラクションのお家芸という感もあるが、 今回の作品は2019年8月10日、ドイツの大型野外フェス、パーティー・ザン・メタル・オープン・エアーでのステージ模様をフル収録したもの。 『ボーン・トゥ・ペリ ッシュ』の発売日が2019年8月9日であったから、その翌日、まさにリリース・パーティといった様相のこの日の ステージ。 演奏されたのは全10曲。 希代の名曲「カース・ザ・ゴッズ」で始まり「ベスティアル・インヴェイジョン」 で締めるという、実にデストラクションらしいセットリストである。 本作は四半世紀ぶりにツインギター体制となった、 新生デストラクションの初ツアーのドキュメントという点でも非常に興味深い。 そもそももう1人ギタリストを加えたのも、ライヴのパワーアップを図ってのこと。 それがいかに功を奏しているかを、本作は見事に証明している。 スラッシュ・ファンならこれを聞き逃す手はない。 やはり4人体制でレコーディングされた名作『Live without Sense』と 聴き比べてみるのも面白いだろう。

ベスト・オブ・ザ・ブレストベスト・オブ・ザ・ブレスト

鋼鉄の群狼パワーウルフがキャリア初となるベスト・アルバム『ベスト・オブ・ザ・ブレスト』をリリース! ニュー・ ヴァージョンを含むバンドの代表曲16曲を完全網羅、2018年のツアーから全14曲のライヴ音源を収めたボーナスCD も付属した特別仕様でのリリース! ルーマニアの狼男伝説や宗教をテーマにドラマティックなパワー・メタルを展開するドイツのパワーウルフが初のベス ト・アルバム『ベスト・オブ・ザ・ブッレスト』を完成させた。 2003年にドイツにて、マシュー・グレイウルフ(ギター)とチャールズ・グレイウルフ(ベース)が中心となって結成 され、ルーマニアのブカレスト国立音楽大学でオペラを学んでいたアッティラ・ドーン(ヴォーカル)を迎えたメンバー で、2005年にアルバム「RETURN TO BLOODRED」(2005年)でデビューを果たしたパワーウルフ。 2ndアルバム 『LUPUS DEI』(2007年)、3rdアルバム『BIBLE OF THE BEAST』(2009年)をリリースしつつ、地道にライヴ活動 を続けた彼らは、白塗りメイクを施した神秘的なヴィジュアルとエキサイティングなライヴ・パフォーマンスが注目を 集め、ヨーロッパでじわじわと人気を拡大していくことになる。 その後、バンドの代表曲を数多く収録した4thアルバムの『BLOOD OF THE SAINTS』(2011年)でブレイクした バンドは、日本でのデビュー作となった5thアルバム『陰翳礼讃/プリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト』(2013年:ド イツ・チャートNo.1)と6thアルバム『狂気崇拝/ブレスト・アンド・ポゼスト』(2015年:ドイツ・チャート最高3 位)を本国で大ヒットさせると、2015年のヨーロッパでのライヴを収めたDVD+CD『ザ・メタル・マス・ライヴ』(2016 年)を挟んでリリースした、7thアルバム『ザ・サクラメント・オブ・シン』(2018年)もドイツ・チャートNo.1を記 録。 名実共にドイツのメタル・シーンを代表するバンドとなったパワーウルフが、今回、自身初となるベスト・アルバ ム『ベスト・オブ・ザ・ブレスト』をリリースすることになったわけである。 2ndアルバムの『LUPUS DEI』から7thアルバム『ザ・サクラメント・オブ・シン』までの6作品から2〜3曲ず つバランス良くセレクトされたこの作品は、16曲中7曲がニュー・ヴァージョンということで、キャリアを振り返り つつ、現在の彼らも楽しめる内容になっている。 さらにボーナス・ディスクとして、『ザ・サクラメント・オブ・シン』 を引っ提げて行なわれた2018年のライヴ・テイクを収録ており、まさにパワーウルフの魅力を凝縮したスペシャルな 1枚が完成したと言える。 ★仕様 ●日本語解説書封入

レクイエムレクイエム

リアル・オーケストラを伴ったロードバーン・フェスティヴァルでのステージを収録したライヴ盤。 エクストリーム・ アヴァンギャルド・メタルのパイオニア、トム・G・ウォリアーが30年を費やし完成させたレクイエム3部作が、ついに日の目を見る! 【日本語解説書封入】 百花繚乱の様相を呈している21世紀のエクストリーム・メタル・シーン。 当然、さまざまな先人たちの偉業の上に、それは成り立っているわけだが、スイスのセルティック・フロスト、あるいはその前身であるヘルハマーほど、その影響が多岐に渡るバンドも珍しいだろう。 異常なまでにシンプルなギターリフ、そして女性ヴォーカルやクラシカル楽器等の導入。 言い換えれば、極端なプリミティヴさとプログレッシヴさの融合という独特すぎるその世界観は、デス・メタル、ブラック・メタルはもちろん、ハードコアやグラインドコアなど、パンク界にも大きな影響を与えた。 それだけではない。 ストリングス、フレンチホルン、ティンパニ、オペラティック・ヴォーカルからリズムマシンまでをも取り込んだ、史上初のエクストリーム・アヴァンギャルド・メタル・アルバムである『イントゥ・ザ・パンデモニウム』(87年)は、ゴシック・メタルの元祖とも言える作品。 この歴史的名盤は、パラダイス・ロストを経由し、オランダのザ・ギャザリングにインスピレーションを与えた。 つまり、現在ヨーロッパで大きな人気を誇っているエピカ、ウィズイン・テンプテーションといったゴシック・メタルですら、ルーツを辿っていけばこのセルティック・フロストに行き着くのである。 確かにヘルハマーやセルティック・フロストは、商業的な成功には恵まれなかったかもしれない。 だが、その影響力はどんなビッグ・バンドたちにも負けないものなのだ。 08年にセルティック・フロストを脱退したトムが始めたのが、このトリプティコンである。 これまでに『EparisteraDaimones』(10年)、『MelanaChasmata』(14年)という2枚のアルバムをリリースしているトリプティコンであるが、この度リリースになるのは、フル・オーケストラをフィーチャしたこのライヴ作品である。 『レクイエム(ライヴ・アット・ロードバーン2019)』と銘打たれた本作は、セルティック・フロスト?トリプティコンのアヴァンギャルド的側面の総決算となる内容。 というのも、ここに収録されているのは、2019年4月12日、オランダのロードバーン・フェスティヴァルでプレイされた壮大すぎるレクイエム3部作。 実はトム・G・ウォリアーは、86年の時点ですでに、このレクイエムの構想を持っていた。 実際、前述の『イントゥ・ザ・パンデモニウム』には、その第1部にあたる「レックス・イレ」が収録されている。 それから20年後にリリースされた『モノセイスト』のクロージング・ナンバー、「ウィンター」には、「レクイエム・チャプター3:フィナーレ」という副題がついていた。 そしてこの度、ついに残された第2部が初お披露目となり、30年以上に及ぶトムの壮大なプランは完成を見たのだ。 それもリアル・オーケストラを起用するという完璧な形で!「レックス・イレ」にしても、「ウィンター」にしても、ライヴでプレイされるのはもちろん初めて。 初披露となった第2部の「グレイヴ・エターナル」は30分を超える超大作。 エクストリーム・メタルに何でもアリをもたらしたパイオニア自身が、30年の時をかけ、アヴァンギャルド・メタルの頂点を極めた。 大げさでなく、その仕上がりは鳥肌モノ。 ただひたすら重く、暗く、そして美しい。 DVDにも、この日のステージ模様をフル収録。 エクストリーム・メタルの歴史的イベントを視覚的にも追体験できる。

ライズ・レイディアントライズ・レイディアント

オーストラリアが誇るプログレッシヴ・メタル・バンド、カリギュラズ・ホースの5枚目。 変拍子の嵐、複雑な楽曲、確固たる演奏テクニックの上に構築される、哀愁と美が溢れる世界はプログレの1つの到達点! カリギュラズ・ホースは、オーストラリアのプログレッシヴ・メタル・バンド。 結成は10年。翌 11年に『Moments from Ephemeral City』でアルバム・デビュー。 13年にはセカンド、『The Tide, the Thief, and River's End』をリリースする。 このコンセプト・アルバムが、ドイツのプログレッシヴ系大手、インサイドアウト・ミュージックの耳にとまり、カリギュラズ・ホースはワールドワイドのレコード・ディールを手にすることとなる。 サード・アルバム、『Bloom』リリース後、オーペス、マストドン、アナセマなどといったビッグネームたちとのツアーを重ねたこともあり、カリギュラズ・ホースの名は瞬く間にプログレ・ファンの間に浸透していった。 17年にやはりインサイドアウトからリリースされた4枚目、『 In Contact』は、地元オーストラリアの音楽チャートでTOP50入りするなど、商業的 にも成功した作品となった。 そんなカリギュラズ・ホースによる5枚目、待望のニュー・アルバムが、この『ライズ・レイディアント』である。 これまでで最も激しく、最も感動的、最もバラエティに富んでいて、最も濃密、最も詩的であり最も邪悪。 こんな風に表現されたアルバムが、バンド史上の最高傑作でないはずがない。 影響を受けたアーティストとして、キング・クリム ゾン、スティーリー・ダン、オーペスからジェフ・バックリィの名までが挙がる幅広い音楽スタイル。 変拍子の嵐にさ らされながらも、哀愁あふれるヴォーカルは常に美しさを湛え、聴きやすさが失われることは一切ない。 確固たるテクニックで圧倒的な世界観が構築されていくさまは、プログレッシヴ・メタルの1つの理想型。 プログレ・ファンはもちろん、ヘヴィメタル・ファンも必聴のクオリティ。 日本盤にはボーナス・トラック収録。 ★仕様 ●/日本語解説書封入

ラム・オブ・ゴッドラム・オブ・ゴッド

現代USメタルの最高峰が5年ぶり、第8弾オリジナル・アルバムで帰還する。ヘヴィネスの原点に立ち返り、混迷の時代を撃ち抜くアメリカの絶叫。 21世紀のヘヴィ・ロック・シーンにおいて、ラム・オブ・ゴッドは最強の名を欲しいままにするバンドだ。 1994年、米国ヴァージニア州で結成した彼らは急速に頭角を現し、『ラス』(2009)、『レゾリューション』(2012)、 『VIIシュトゥルム・ウント・ドラング〜疾風怒濤〜』(2015)は連続して全米チャートのトップ3入りを果たしている。 近年は亡きファンに捧げるEP『ザ・デューク』(2016)、前身バンド:バーン・ザ・プリースト名義でのカヴァー・アルバム『リージョン:XX』(2018)、 そしてマーク・モートン(ギター)がソロ・アルバム/EPを発表するなど、精力的に活動してきた彼らだが、いよいよ5年ぶりのフルレンス・アルバムを完成させた。 バンドの原点に立ち返るべく、『ラム・オブ・ゴッド』と名付けられた本作。 その理由についてマーク・モートンは「これこそがラム・オブ・ゴッド。バンドの創造性に対する誇りと満足感に溢れる、 新鮮なエネルギーに満ちたアルバム」と表現している。結成以来のメンバーだったクリス・アドラー(ドラムス)の脱退は世界中のファンに衝撃をもたらしたものの、 既にツアーに同行していたアート・クルーズを正式メンバーに起用。プロングに在籍したこともあるアートの腰骨を粉砕するドラミングを得て、 バンドの新章を高らかに宣言するサウンドをもたらしている。 今やメタル界の“顔”となったランディ・ブライのシャウトも切実感と威圧感を兼ね備え、バンド全体を臨界点へと牽引していく。 アルバムに先駆けて公開されたリーダー・カット「チェックメイト」は超弩級ヘヴィ・サウンドに乗せて現代社会の欺瞞・ヘイト・拝金主義を痛烈に批判しており、 その鋭利な切っ先がいささかも鈍っていないことを証明する楽曲だ。この曲は2020年2月14日、シカゴの“ハウス・オブ・ヴァンズ”で行われた スペシャル・ライヴで世界初披露され、新作への期待をさらに高めることになった。 念願の全米チャート1位獲得なるか?また、これまで5回ノミネートされてきたグラミー賞を奪取するか?メタル界に激震をもたらす本作は、 世界の耳目を集めずにいない。メガデスとのダブル・ヘッドライナー北米ツアー“ザ・メタル・ツアー・オブ・ジ・イヤー” (サポートはトリヴィアム、イン・フレイムス)も決定。KNOTFEST JAPAN 2016以来となる日本上陸も待たれる。 時計の針は止まり、世界蹂躙へのカウントダウンが始まった。ラム・オブ・ゴッドの新世紀到来である。 【メンバー】 ランディ・ブライ (ヴォーカル) マーク・モートン (ギター) ウィル・アドラー (ギター) ジョン・キャンベル (ベース) アート・クルーズ (ドラムス)

鉤爪の主鉤爪の主

あのジェームズ・ヘットフィールドもお気に入り。 ジャーマン・ロック、エレクトロからミニマル・ミュージックまで飲み込んだサイケデリック・ブラック・メ タルとしか形容しようのないそのスタイルは、 2020年におけるエクストリーム・メタルの最先端だ オランシ・パズズはフィンランドのサイケデリック・ブラック・メタル・バンド。 その歴史は意外と長く、結成は2007年にまでさかのぼる。 09年 に『Muukalainen Puhuu』でアルバム・デビュー。 その後『Kosmonument』(11年)、『Valonielu』(13年)とリリースを重ね ていくが、ブレイクのきっかけとなったのが16年の4枚目、『V?r?htelij?』である。 このアルバムがPitchforkを筆頭に欧米主要音楽 メディアで軒並み絶賛されただけでなく、ジェイムズ・ヘットフィールド(メタリカ)のSpotifyお気に入りリストに入れられたことで、一気に 大きな注目を浴びるようになったのだ。 そして、この度エクストリーム・メタル界の最大手レーベル、ニュークリア・ブラスト・レコードと契約。 5 枚目のアルバム、『主の鉤爪(Mestarin kynsi)』で日本初お目見えとなる。 もともとは実験的なロックバンドをやっていたユンーヒス(Vo)であるが、エンペラーのライヴを見たことがきっかけで、オランシ・パズズを結 成したという経緯からもわかる通り、彼らのスタイルはブラック・メタルという異端の音楽の中でもさらに異端。 ベーシストのオントは自らの音 楽を「予想を超えてワイルドにカラフルに精神的嵐」と表現している。 ダークスローン、キング・クリムゾン、マイ・ブラディ・ヴァレンタイン、レデ ィオヘッド、ケミカル・ブラザーズ。 70年代プログレ、ジャーマン・ロック。 さらにはフィリップ・グラスやスティーヴ・ライヒといったミニマリスト。 彼ら の音楽を形容するには、ありとあらゆるアーティストやジャンル名が総動員される。 とても「サイケデリック・ブラック・メタル」の一言では片付 けられるものではないが、その特徴的すぎるスタイルは、とりあえずは「サイケデリック・ブラック・メタル」とした上で、あとはご自身の耳で確認 してもらうしかないのかもしれない。 際限なく増殖しつづけていったブラック・メタルというジャンルにおいては、すべてが試され、もう新たなスタイルが出てくる余地はない。 そん なたわ事をあざ笑うかのようにオランシ・パズズはまったく新しい世界を我々に突きつける。 彼らこそ2020年のエクストリーム・メタルの最 先端をゆくバンドだ。 ★仕様 ・日本語解説書封入

シティ・ベリアルズシティ・ベリアルズ

憂いをたたえた北欧プログレッシヴ・メタルの真髄、漆黒からの帰還。4年におよぶ魂の彷徨を経て、新章へと赴く11thアルバム! 1991年にスウェーデンのストックホルムで結成したカタトニアは、デス/ドゥーム・メタルの新潮流を切り開くパイオニアとして支持を得てき た。 耽美的なダーク・プログレッシヴ・メタルへと変貌を遂げた彼らは近作『Dead End Kings』(2012)『ザ・フォール・オブ・ハーツ』 (2016)が本国スウェーデンのみならずドイツ、フィンランドなどのヒット・チャートで大躍進。 ヨーロッパのメタル・シーンを席巻している。 2018年、 “バンドのあり方を再考する”と活動休止を宣言してファンを心配させた彼らだが、1年のインターヴァルを経てライヴ活動を 再開。 そして2020年、さらにディープで神秘的なニュー・アルバムを引っ提げて還ってきた。 『シティ・ベリアルズ』と名付けられた新作はオリジナル・メンバーであるヨナス・レンクス(ヴォーカル)とアンダース・ニーストロム(ギター) が共同プロデュース。 陰翳に富んだサウンドは、彼らがプログレッシヴ・メタルのダイナミクスを生かしながら、メロディを重視、さらなる成熟へ と到達したことを告げている。 ヨナスとアンダースに加えて、ニクラス・サンディン(ベース)とダニエル・モイラネン(ドラムス)という前作同様のラインアップで制作された 本作。 ヨナスは「前作同様、実験性を孕みながら、より直接的なサウンドにアプローチした」と語っており、アルバムに先駆けて先行リーダ -・トラックとして発表された(3)「ラッカー」から、ヨナスの歌い上げる暗黒のリリシズムと幾重もの奥行きのあるサウンドが繰り広げられる。 メタルの攻撃性とメランコリックな抒情性がせめぎ合う(2)「ビハインド・ザ・ブラッド」、フル・オブ・キーズの女性ヴォーカリスト、アンニ・ベルン ハルトがゲスト参加した(6)「ヴァニッシャーズ」、憂いの美学に満ちたアトモスフェリックな(11)「アントロドゥン」まで、アンダースの歌声が喪 失と破滅へと道案内をする。 世界が混迷の中にある2020年、『シティ・ベリアルズ』は“都市の埋葬”への旅路を彩るサウンドトラックだ。 ボーナス・トラックとして(12)「ファイターズ」(エンター・ザ・ハントのカヴァー)を収録。 ★仕様 ・日本語解説書封入 ・歌詞対訳付き

メイド・イン・ジャパンメイド・イン・ジャパン

プリティ・メイズが2018年に日本で行なった名盤『フューチャー・ワールド』(1987年)の完全再現ライヴがCD/DVD/Blue-rayとなって登場! 収録されたのは2018年11月17日に『フューチャー・ワールド』のリリース30周年を記念して行なわれた 『Back To TheFuture World - 30th Special Maid In Japan - 』と題したライヴの様子。 『フューチャー・ワールド』の完全再現と、バンドのフェイヴァリットを並べた感動のライヴがここに蘇る! 1987年にリリースされたプリティ・メイズの2ndアルバムの『フューチャー・ワールド』は、80年代の北欧メタルを代表する作品として、 今 尚、多くのメタル・ファンから支持を集めている。 1981年にデンマークにて、ケン・ハマー(ギター)、ロニー・アトキンス(ヴォーカル)らによって結成されたプリティ・メイズが、 EP『プリティ・メイズ』(1983年)、1stフル・アルバム『レッド・ホット・アンド・ヘヴィ』(1984年)に続いて発表した 『フューチャー・ワールド』は、躍動感溢れる演奏と哀愁を漂わせたヴォーカル・メロディが大きな魅力となっており、 日本のメタル・シーンにおいて、彼らの存在が注目を集めるきっかけにもなった作品でもあった さらにバンドは3rdアルバムの『ジャンプ・ザ・ガン』(1990年)、ジョン・サイクスのカヴァー「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」を 収録した4th アルバムの『SIN-DECADE』(1992年)で、日本での人気も決定的なものとすると、 90年代はアルバムのリリース毎に来日公演を実 現させるほど、日本とは密接な関係を築くことになる。 2002年にケンが心臓病を患い、活動が停滞した時期もあったが、2012年に約 10年ぶりの来日公演を実現させると、 その後も『LOUD PARK 15』への出演など、再び日本で頻繁にプレイするようになった彼らが、 15thアルバム『キングメーカー』(2016年)発表後、『フューチャー・ワールド』(1987年)のリリース30周年を記念してCLUB CITTAにて 来日公演を実現。2デイズ公演の中の初日の2018年11月17日の様子を収めたのが本作である。 『Back To The Future World - 30th Special Maid In Japan - 』と題されたこの来日公演は、 1部が『フューチャー・ワールド』 の完全再現、2部が「Greatest Hits & The Band's Favorites」という内容になっており、 2部では代表曲とバンドがお気に入りの 曲をプレイ。オープニングSEに続くエキサイティングなタイトル曲の「フューチャー・ワールド」、 シンセサイザーを大胆にフィーチュアしたポップ な「ラヴ・ゲームズ」、疾走感溢れる「ニードルズ・イン・ザ・ダーク」、 哀愁を漂わせたバラードの「アイ・オブ・ザ・ストーム」など、『フューチャ -・ワールド』の楽曲をアルバム通りにプレイされおり、 2部では重厚な「マザー・オブ・オール・ライズ」や「キングメーカー」など、近作からの 曲を中心にプレイされ、 アンコールで披露された「シン・ディケイド」も収録。ケンのエッジの効いたギターを軸にした緊迫感のある演奏、 エモーショナルなロニー歌唱は圧巻で、要所で大合唱となる観客の盛り上がりも凄まじい。 まさにバンドとファンが作り上げた感動のライヴ 作品に仕上がっている。

20202020

ネザーランドの神話、ふたたび!ホワイトスネイク他の活躍で知られる名ギタリスト、 エイドリアン・ヴァンデンバーグ率いる伝説のバンドが35 年を経て復活。ロニー・ロメロ(ヴォーカル)をシンガーに、 そしてルディ・サーゾ(ベース)、ブライアン・ティッシー(ドラムス)をゲストに迎え、新時 代に誘惑の炎が燃え上がる。 1982年にデビュー、ハード・ロック/ヘヴィ・メタル不毛の地だったオランダから世界に打って出たヴァンデンバーグ。 エイドリアン・ヴァンデン バーグは一躍ギター・ヒーローとなり、『ネザーランドの神話 Vandenberg』(1982)、 『誘惑の炎 Heading For A Storm』 (1983)、『アリバイ Alibi』(1985)という 3枚のアルバムは時代を超えて聴き継がれるクラシックスとなった。 エイドリアンはホワイトスネイクに加入、『白蛇の紋章』(1987)に伴うワールド・ツアーで大ブレイクを果たす。 その後マニック・エデンを経 て、一時は音楽シーンを去ったものの、2014年にはヴァンデンバーグズ・ムーンキングス名義で 復活。そして2020年、満を持して伝説 のヴァンデンバーグ名義でのアルバム『2020』を発表することになった。 ルディ・サーゾ(ベース)、ブライアン・ティッシー(ドラムス)という元ホワイトスネイクの実力派リズム・セクションを ゲストに迎えた本作のシンガ -を務めるのは、ロニー・ロメロだ。オリジナル・ヴァンデンバーグの代表曲 「バーニング・ハート」がロニーとのヴァージョンで新たな生命を吹き 込まれているのも本作のハイライトのひとつだ。 このニュー・ヴァージョンは先行公開され、アルバムへの期待を弥が上にも盛り上げることに なった。 アルバムのプロデューサー、ボブ・マレットはブラック・サバスからマリリン・マンソン、アリス・クーパー、 ロブ・ゾンビなどを手がけてきた、ロックを 知り尽くしたベテランだ。彼は音楽のダイナミクスとメロディを生かして、 躍動感溢れるサウンドを生み出している。 ハード・ロックのダイナミズム、天性のメロディ・センス、欧州のメランコリックな憂い。 オールド・ファンがヴァンデンバーグに期待する、そしてそ れ以上のサウンドが繰り広げられる。鋭角的なリフで斬り込む 「シャドウズ・オブ・ザ・ナイト」、キャッチーなフックとメロディを込めた「レット・イ ット・レイン」、 メタリックに攻め込む「ライド・ライク・ザ・ウィンド」などは、 エイドリアンがコンポーザーとして新たな高みに到達したことを高らか に宣言する。 エイドリアンとロニー、そしてランディ・ファン・デル・エルセン(ベース/現タンク)、 コーエン・ヘルフスト(ドラムス/エピカのツアー・ドラマー など)という編成でのツアーを発表するなど、 新生ヴァンデンバーグが長期的な活動を視野に入れて動き出した。新時代に向けて飛び 立つバンドの発射台となるのが『2020』だ。 【メンバー】 エイドリアン・ ヴァンデンバーグ (ギター) ロニー・ロメロ (ヴォーカル) ランディ・ファン・デル・エルセン (ベース) コーエン・ヘルフスト (ドラムス) 【ゲスト・ミュージシャン】 ルディ・サーゾ (ベース) ブライアン・ティッシー (ドラムス)

ブラック・メタルブラック・メタル

北欧スウェーデンのヴィンテージ&ドゥーム・ロックを代表するウィッチクラフトが踏み込んでいくサイケ・フォークの暗い森。 マグナス・ペランダーの 異形の才気が迸る、禁断の扉を開いた6thアルバム。 2000年、スウェーデンのエレブルーで結成。 “ペンタグラムのボビー・リーブリングと13thフロアー・エレヴェイターズのロッキー・エリクソンか ら啓示を受けた”というヴィンテージなドゥーム・ロックがカルト的な支持を集め、カテドラルのリー・ドリアンが主宰する“ライズ・アバヴ・レコー ズ”からデビュー。 2008年2月に行われた来日公演は今や伝説となっている。 世界最大のメタル・レーベル“ニュークリア・ブラスト”に移籍して第3作、通算6作目となる本作『ブラック・メタル』では、過去作でのハー ド志向のロック・サウンドと一線を画し、マグナスのアコースティック・ギター弾き語りを軸としたサイケ・フォーク路線を追求。 スウェーデンの 1960年代から続く豊潤なアンダーグラウンド・サイケ・フォークの伝統を受け継ぎながら、2020年の世界に解き放つのが本作だ。 タイトルに対して、いわゆるブラック・メタル・サウンドではなく、ヴェノムの同題アルバムともまったく異なったアプローチを取っており、聴く者の 既成概念を足下から崩す不安定感が効果を出している。 ニック・ドレイクからチャールズ・マンソンまで幅広いアーティストを彷彿とさせる ニューロティックな表現は、混迷の現代のサウンドトラックだ。 もちろんウィッチクラフトの過去作品で培われてきたプログレッシヴでサイケデリックなサウンドとメロディは健在。 全7曲、深みをたたえた音 楽性は初期からのファンも納得、新しいリスナーも引き込んでいくマジックを持っている。 暗い森へと我々を導いていく、ウィッチクラフトの新たなる世界。 あなたには、一歩踏み出す覚悟があるか︖

ヴァーミナスヴァーミナス

アメリカン・メロディック・デス・メタルの悪の華 ザ・ブラック・ダリア・マーダー、第9の襲撃。毒蟲が皮膚を突き破るエクストリーム・サウンドに身を投じろ! アメリカン・メロディック・デス・メタルを極めて20年。ブライアン・エスクバック(ギター)とトレヴァー・スターナド(ヴォーカル)をバンドの軸にして、ザ・ブラック・ダリア・マーダーは圧倒的なエクストリーム・サウンドで突き進んできた。 前作『ナイトブリンガー』(2017)から加入したブランドン・エリス(ギター)が制作作業に深く関わり、共同プロデューサーとしてもクレジットされた最新アルバム。 前作は全米チャート35位というヒットを記録したが、メインストリームに対する妥協のかけらもなく、その殺傷力はさらに高まるばかりだ。 「俺たちのサウンドをぶちかますだけ。変化しようとも、同じことをしようとも思わない」とブライアンが語る本作。 過去の彼らをメロディック・デス・メタルの覇者たらしめた血と肉を切り刻むギター・リフ、骨を叩き折るドラムス、動物の吠え声にも似たデス・ヴォイスがさらに増幅されながら、聴く者を襲う。 作品を追うごとに激化していく彼らのサウンドが臨界点を突破した瞬間がここにある。 デビュー以来、闇の住人たちを描いてきた彼らだが、そのトータル性は本作でも貫かれている。「チャイルド・オブ・ナイト」「サンレス・エンパイア」といったナンバーはもちろん、心臓に杭を打ち込まれ息絶える吸血鬼を描く「リムーヴァル・オブ・ジ・オークン・ステイク」、1888年ロンドンの連続殺人鬼“切り裂きジャック”を歌った「ザ・レザー・エプロンズ・スコーン」、自らの患者を死に至らしめる医者についての「ハウ・ヴェリー・デッド」など、猟奇的な題材がひたすら続く。 そんな音楽と歌詞が有機的に絡み合うことによって、本作は始まったばかりの2020年代という新時代を黙示録の向こうへと追いやる作品へと昇華されている。 アルバム発表と同時に、彼らはツアーを開始。南アフリカ公演やフランス“ヘルフェスト”、イギリス“ブラッドストック”などで世界を蹂躙していく。 闇に棲むエクストリーム・メタルの害獣たち(ヴァーミナス)が野に放たれるときが来た! 【メンバー】 ブライアン・エスクバック(ギター/ヴォーカル) トレヴァー・スターナド(ヴォーカル) マックス・ラヴェル(ベース) アラン・キャシディ(ドラムス) ブランドン・エリス(ギター)

ダンス・ウィズ・ザ・デヴィルダンス・ウィズ・ザ・デヴィル

ニュー・シンガーのローラを迎えたスイスの女性5人組メタル・バンド、バーニング・ウィッチーズの3rdアルバム『ダンス・ウィズ・ザ・デヴィル』が登場! これまで同様、デストラクションのシュミーアがプロデュース、ピュア・メタラー必聴のドラマティック・メタル・チューン満載の快作がここに完成! 2015年にスイスで結成されたバーニング・ウィッチーズ。ATLAS & AXISのメンバーだったロマーナ(ギター)を中心に、セレイナ(ヴォーカル)、アリア(ギター)、ジェイ(ベース)、ララ(ドラム)というメンバーで結成されたバンドは、スイスの“Non Stop Music”レコードと契約し、シュミーアとV.O.パルヴァー(デストラクション、プロ・ペイン他)の共同プロデュースにより、アルバム『バーニング・ウィッチーズ』(2017年)でデビューを果たす。 ジューダス・プリーストやアイアン・メイデンなど、オールド・スクールのヘヴィ・メタルをベースにしつつ、パワー・メタル的なアプローチを取り入れたこのアルバムがヨーロッパのメタル・ファンの間で注目を集めると、バンドは新たにドイツの“Nuclear Blast”レコードと契約。 アリアに代わって、ソニア(ギター)迎えたバンドは、2ndアルバムの『ヘクセンハンマー』(2018年)を発表する。 強靭なスピード・チューンから重厚なミドル・テンポ、バラードまで、パワフフな楽曲を並べたこの作品で、バンドが大きくスケール・アップしたことを示すと、2019年に1月からヨーロッパ・ツアーを実施。しかし、5月にセレイナがパーソナルな問題で脱退したため、2019年6月7日に開催された “Sweden Rock Festival”にはオランダのシンフォニック・パワー・メタル・バンドのSHADOWRISEのローラ(ヴォーカル)が参加。 そのまま彼女が正式メンバーとなると、バンドは新体制でアルバム制作を開始し、完成したのがこの3rdアルバム『ダンス・ウィズ・ザ・デヴィル』である。 アップ・テンポの曲と重厚なミドル・テンポのナンバーをバランス良く収録したこの作品は、これまで以上にヴォーカル・メロディやギターの旋律がメロディアスになっており、バンドが大きく進化したことを示している。 凝ったギター・パートなど、緻密なアレンジを施されているのもポイントで、新加入のローラの表現力豊かな歌唱も魅力。 ドラマティックな楽曲は驚くほどの完成度を誇っており、まさにヘヴィ・メタルの醍醐味を満載した作品が完成したと言えるだろう。 なお、「バトル・ヒム」には、 シンフォニー・エックスのマイケル・レポンドがベース、元マノウォーのロス・ザ・ボスがギター・ソロでゲスト参加している。 【メンバー】 ローラ(ヴォーカル) ロマーナ(ギター) ソニア (ギター) ジェイ(ベース) ララ(ドラム)

グローバル・ロックグローバル・ロック

クリエイターのサミ・ウリ・シルニヨ(ギター)が在籍するフィンランド産クロスオーヴァー・ロック・バンドの5年ぶり15作目のアルバム『グローバル・ロック』が登場! パワフルなビートとキャッチーなヴォーカル・メロディを軸に、モダンなヘヴィ・サウンド、ダンス、ヒップホップなどを融合した楽曲は圧倒的な完成度を誇る! ワルタリがフィンランドの首都ヘルシンキで結成されたのは1986年のこと。カルツュ・ハタッカ(ヴォーカル/ベース)、 ヤリオ・レーティネン(ギター)、サレ・スオマライネン(ドラム)のトリオでスタートしたバンドは、クリエイターのサミ・ウリ・シルニヨ(ギター)を迎えた セカンド・アルバム『MONK-PUNK』(1991年)で、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやフェイス・ノー・モアなど、当時、ブームになりつつあったミクスチャー・スタイルのロックを展開。 その後、後にチルドレン・オブ・ボドムに加入するローペ・ラトヴァラ(ギター)が加わるなど、メンバー・チェンジを行ないつつ、音楽面でもアップ・デートを重ね、 メタル、パンク、ファンク、インダストリアル、ヒップホップなどを織り交ぜた音楽を披露する。 8作目の『RUDIUM ROUND』(1999年)から、ミクスチャー的な要素を活かしながら、よりメロディックな方向へとシフトした彼らは、 10作目の『RARE SPECIES』(2004年)からメタリックなギターが入った楽曲も目立つようになる。 さらに2011年には結成25周年を記念してカヴァー・アルバムの『COVERS ALL! - 25TH ANNIVERSARY ALBUM』をリリースした後、 14作目の『YOU ARE WALTARI』(2015年)を挟んで制作したのがこの『グローバル・ロック』である。   前作からメンバーが急増したバンドは現在7人編成という大所帯となっているが、音楽性は近作の流れを汲みつつ、サウンド的にモダンでヘヴィな方向に進んでおり、 躍動感に溢れた楽曲からメロウなナンバーまでバランス良く並んでいる。エッジの効いたギターと心地好いビートを組み合わせた楽曲は、 キャッチーなヴォーカル・メロディが実に印象的で、曲によってはヒップホップやダンスのアプローチを取り入れるなど、洗練されたアレンジも魅力。 圧倒的な存在感を放つカルツュのヴォーカル、テクニカルなギター・ソロもバンドの売りになっており、驚くほどクオリティの高い作品に仕上がっている。 【メンバー】 カルツュ・ハタッカ(ヴォーカル/ベース) サミ・ウリ・シルニヨ(ギター) ヤリオ・レーティネン(ギター) キモ・コルホネン(ギター) アンティ・コーレマイネン(ギター) ヴィレ・ヴェーヴィライネン(ドラムス) ヤニ・ホッリ(キーボード)

クアライクアライ

オーペスのベーシストであるマーティン・メンデスがソロ・プロジェクト、ホワイト・ストーンを立ち上げ、アルバム『クワライ』を発表!  グルーヴィなベースが唸るゴシック・スタイルのデス・メタル・アルバムがここに完成! ホワイト・ストーンはスウェーデンのプログレッシヴ・メタル・バンドのオーペスのベーシスト、マーティン・メンデスによるソロ・プロジェクトである。 オーペスと言えば、これまで13枚のスタジオ・アルバムをリリースし、ヨーロッパを中心に圧倒的な人気を誇るバンドであるが、2019年12月には8度目の来日公演を実現させたのは記憶に新しい。 そのオーペスに1997年に加入し、4作目の『スティル・ライフ』(1999年)からレコーディングに参加しているマーティンは、バンドの中心人物のミカエル・オーカーフェルトに続く、古参メンバーとして知られる。 オーペスの活動中に特に目的もなく曲を作り続けていた彼は、12作目の『ソーサレス』のツアーの後、楽しみのために1曲を完成させる。 その後、次々と曲を作ると、アルバムの制作を決意。当初は自身が25年前にデス・メタルを歌っていたという経験を活かして、ヴォーカルを担当するつもりだったが、現在彼が住んでいるスペインのバロセロナで、デス・メタル・バンドVIDRES A LA SANGのシンガーで、“Farms Of Sounds”スタジオを経営しているエロイ・ボウシェリー(ヴォーカル)と知り合い、彼にヴォーカルを依頼。 さらに元イギリスのデス・メタル・バンドCRUCIAMENTUM のジョルディ・ファッレ(ドラム)も参加し、ホワイト・ストーンというプロジェクト名で完成させたのがこの『クワライ』である。アルバム・タイトルの『クワライ』はマーティンの生まれ故郷のウルグアイ語で太陽を意味している。 マーティン自身がベースとギターをプレイしたこの作品は、マーティンのへヴィでグルーヴィーなベースを軸にしたゴシックのムードのあるデス・メタルが展開されているが、リズム・ギターに関してはあまり歪ませていないこともあって、いわゆる音圧で聴かせるようなデス・メタルとは全く違う質感の作品に仕上がっている。 唸るようなベース・ギターとツーバスの連打を軸にした楽曲は緊迫感に溢れており、曲によってはオーペスと共通するようなプログレッシヴな要素もあるなど、マーティンのミュージシャンとしての存在感を示した作品に仕上がっている。尚、ギター・ソロに関してはオーペスのフレドリック・オーケソンがプレイしており、「ザ・ワン」のみBLOODBATHやKATATONIAのメンバーだったパー・エリクソンがプレイしている。 【メンバー】 マーティン・メンデス(ベース/ギター) エロイ・ボウシェリー(ヴォーカル) ジョルディ・ファッレ(ドラムス) 【ゲスト・ミュージシャン】 フレドリック・オーケソン(ギター) [オーペス] パー・エリクソン(ギター)

ヒューマン・ネイチャーヒューマン・ネイチャー

メタル大国フィンランドの覇者ナイトウィッシュの9thアルバムは“ヒューマン=人類”と“ネイチャー=自然”を2大テーマにした史上最大の2枚組鋼鉄巨編。 CD2のすべてを使ったインストゥルメンタル組曲「オール・ザ・ワークス・オブ・ネイチャー・ウィッチ・アドーン・ザ・ワールド」は フル・オーケストラをフィーチュア。世界を制したシンフォニック・サウンドが鳴り響く! 世界最大のメタル大国と呼ばれるフィンランドにおいて、ナイトウィッシュは国民的メタル・バンドの地位を確立してきた。 彼らのスタジオ・アルバムは6作連続でナショナル・チャートの1位を獲得。 そんな彼らの5年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『ヒューマン・ネイチャー』は、それ自体が“歴史的イベント”だ。 最新ライヴ・アルバム/映像作品『ディケイズ:ライヴ・イン・ブエノスアイレス』もチャート1位に輝き、フローア・ヤンセン(ヴォーカル)が初のソロ・ツアー。 マルコ・ヒエタラ (ベース、ヴォーカル)もソロ・アルバムとライヴを行うなど、世界のナイトウィッシュ熱がじわじわとヒートアップしていく中、 遂に待望のニュー・アルバムが完成したのだ。 『エンドレス・フォームズ・モスト・ビューティフル』(2015)以来となる新作は、CD2枚組の超大作。CD1に9曲、CD2に8部構成の組曲1曲が収録される。 当初はコンセプトなどを定めることなく曲作りに入ったという本作だが、自然な過程で“ヒューマン=人類”と“ネイチャー=自然”が2大テーマになっていった。 バンドのメイン・コンポーザーであるツォーマス・ホロパイネン (キーボード)は本作を“偶発的コンセプト・アルバム”と描写している。 アルバムからの先行リーダー・トラック「ノイズ」はスピード感あふれるメタルと壮大なオーケストレーションが交錯するナンバーだ。 フローア、マルコ、トロイ・ドノックレイの3人のヴォーカルをさらに効果的に使った楽曲の数々、「ハウズ・ザ・ハート」イントロのイーリアン・パイプ、 「ハーヴェスト」のダンス・パート、「パン」の人間のイマジネーションへの讃歌など、 世界中のファンから愛されるシンフォニック・メタルが新たな実験性と一体化して、ナイトウィッシュ史上最大の昂ぶりをもたらす。 さらに話題なのが、CD2のすべてを使った、自然を題材としたインストゥルメンタル大曲「オール・ザ・ワークス・オブ・ネイチャー・ウィッチ・アドーン・ザ・ワールド」だ。ツォーマスが“地球と自然”に関するドキュメンタリー映像を見ながら書いたこの組曲はフル・オーケストラをフィーチュア。彼はこの曲を「地球に向けたラブレター」と表現している。 母国フィンランドはもちろん、スウェーデンやドイツなどヨーロッパ諸国で絶大な支持を誇り、北米・南米・アジア圏の市場にも進出。 日本では2005年に初来日公演を行い、“ラウド・パーク16”フェスではセミ・ヘッドライナーとしてステージに立つなど、 不動の人気を確立しているナイトウィッシュの新作。早くも2020年代という新しいディケイドを代表するマスターピースが生まれた。 【メンバー】 フローア・ヤンセン (ヴォーカル) ツォーマス・ホロパイネン (キーボード) マルコ・ヒエタラ (ベース、ヴォーカル) エンプ・ヴオリネン (ギター) カイ・ハート (ドラムス) トロイ・ドノックレイ (イーリアン・パイプ/ロー・ホイッスル)

ヒューマン・ネイチャーヒューマン・ネイチャー

メタル大国フィンランドの覇者ナイトウィッシュの9thアルバムは“ヒューマン=人類”と“ネイチャー=自然”を2大テーマにした史上最大の2枚組鋼鉄巨編。 CD2のすべてを使ったインストゥルメンタル組曲「オール・ザ・ワークス・オブ・ネイチャー・ウィッチ・アドーン・ザ・ワールド」は フル・オーケストラをフィーチュア。世界を制したシンフォニック・サウンドが鳴り響く! 世界最大のメタル大国と呼ばれるフィンランドにおいて、ナイトウィッシュは国民的メタル・バンドの地位を確立してきた。 彼らのスタジオ・アルバムは6作連続でナショナル・チャートの1位を獲得。 そんな彼らの5年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『ヒューマン・ネイチャー』は、それ自体が“歴史的イベント”だ。 最新ライヴ・アルバム/映像作品『ディケイズ:ライヴ・イン・ブエノスアイレス』もチャート1位に輝き、フローア・ヤンセン(ヴォーカル)が初のソロ・ツアー。 マルコ・ヒエタラ (ベース、ヴォーカル)もソロ・アルバムとライヴを行うなど、世界のナイトウィッシュ熱がじわじわとヒートアップしていく中、 遂に待望のニュー・アルバムが完成したのだ。 『エンドレス・フォームズ・モスト・ビューティフル』(2015)以来となる新作は、CD2枚組の超大作。CD1に9曲、CD2に8部構成の組曲1曲が収録される。 当初はコンセプトなどを定めることなく曲作りに入ったという本作だが、自然な過程で“ヒューマン=人類”と“ネイチャー=自然”が2大テーマになっていった。 バンドのメイン・コンポーザーであるツォーマス・ホロパイネン (キーボード)は本作を“偶発的コンセプト・アルバム”と描写している。 アルバムからの先行リーダー・トラック「ノイズ」はスピード感あふれるメタルと壮大なオーケストレーションが交錯するナンバーだ。 フローア、マルコ、トロイ・ドノックレイの3人のヴォーカルをさらに効果的に使った楽曲の数々、「ハウズ・ザ・ハート」イントロのイーリアン・パイプ、 「ハーヴェスト」のダンス・パート、「パン」の人間のイマジネーションへの讃歌など、 世界中のファンから愛されるシンフォニック・メタルが新たな実験性と一体化して、ナイトウィッシュ史上最大の昂ぶりをもたらす。 さらに話題なのが、CD2のすべてを使った、自然を題材としたインストゥルメンタル大曲「オール・ザ・ワークス・オブ・ネイチャー・ウィッチ・アドーン・ザ・ワールド」だ。ツォーマスが“地球と自然”に関するドキュメンタリー映像を見ながら書いたこの組曲はフル・オーケストラをフィーチュア。彼はこの曲を「地球に向けたラブレター」と表現している。 母国フィンランドはもちろん、スウェーデンやドイツなどヨーロッパ諸国で絶大な支持を誇り、北米・南米・アジア圏の市場にも進出。 日本では2005年に初来日公演を行い、“ラウド・パーク16”フェスではセミ・ヘッドライナーとしてステージに立つなど、 不動の人気を確立しているナイトウィッシュの新作。早くも2020年代という新しいディケイドを代表するマスターピースが生まれた。 【メンバー】 フローア・ヤンセン (ヴォーカル) ツォーマス・ホロパイネン (キーボード) マルコ・ヒエタラ (ベース、ヴォーカル) エンプ・ヴオリネン (ギター) カイ・ハート (ドラムス) トロイ・ドノックレイ (イーリアン・パイプ/ロー・ホイッスル)

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