発売元 : 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
過度な表情付けなどに頼らない素直な息遣いと美音、知的な構成感によって、作品の内容を十全に描き出したアンスネス30代の名録音。必聴。ただしこのセットによって、第19番を収めたボストリッジとのデュオ盤は国内盤化がさらに遠のいた。それだけは再考を促したい。★
これは待望のアルバムである。キーシンの協奏曲ものはエキサイティングになるのは必定。結論から言えばそれ以上の出来。というかキーシンの芸域はさらに深みを増した印象がある。演奏における風格と興奮は必ずしも共存しないものだが、このベートーヴェンにはそれがある。いわば巨匠的な絶対的価値観や品格に、聴き手の誰をも引き込ませずにはおかない鮮烈な表現が加味されている。もはや現代では鬼に金棒。とりわけ第1番、そして第3番と第4番が素晴らしい。しばらくはこれを凌ぐ全集など考えられなくなる。
越智志帆のソロ・プロジェクト、Superflyの6枚目のシングル。何といっても越智志帆の圧倒的な存在感を感じさせる比類なきヴォーカルはピカイチ。今回はフリーの名曲「My Brother Jake」のカヴァーを聴かせるというおまけ付きが嬉しい。★ ⇒★Superfly特集★をチェック!
女優“高畑充希”としても活躍する16歳の、シンガー“みつき”としてのデビュー・アルバム。小渕健太郎や川嶋あい、竹内まりや、矢井田瞳、堂島公平、佐藤竹善らの楽曲を、“唄わされている”感なしに表現しきっているのは見事。今後の成長が楽しみな人だ。
イム・ドンヒョク(84年生まれ)がバッハに取り組んだ。「ゴールドベルク変奏曲」はきれいに磨き上げられた演奏。明るく清潔感がある。どちらかといえばピアニスティックなブゾーニ編曲の「シャコンヌ」の方がイムの多彩なピアニズムがよく表われている。
上っ面だけではない真摯なメッセージがゆるやかなサウンドに乗って伝わってくる2作目。デビュー曲「BIG MAMA」のアンサー・ソング「BIG PAPA」、子供を持った親の感動を歌う「いつも いつまでも」など、沖縄から届けられたヒーリング・ポップスが、知らないうちに身体にたまった毒素を消し去ってくれる。
シカゴ出身の4人組、ザ・ハッシュ・サウンドの3作目。紅一点、グレタのアンニュイでハスキーなヴォーカルと、オールドタイミーなテイストのピアノがサウンドに絶妙のアクセントを付け、唯一無二のスタイルを生み出している。男女混声ハーモニーも面白い。★
ヒーリング効果満点の洋楽ポップスを集めたコンピ盤第3弾。MacBook AirのCM曲として有名なヤエル・ナイム「ニュー・ソウル」やauCM曲のイノセンス・ミッション「この素晴らしき世界」など、透明感&清涼感あふれるメロディに癒される。
84年ロンドンで結成された、ザ・カルトのベスト・アルバム。ドアーズのジム・モリソンの音楽性に影響を受けたとされるパフォーマンスや個性的なヴォーカル・スタイルが魅力。ステッペンウルフの名曲『ワイルドで行こう』のカヴァーも収録。
4枚目のマキシ・シングル。表題曲は難病と闘う少女に触発されたもので、歌詞も曲も音も肯定的で聴きごたえ十分だ。「Every Sunday Afternoon」にはさりげなくストリングスが入り、以前からライヴでファンの支持が厚いがゆえにMC含めて3曲目を収録した作りも特筆したい。「花の音」も佳曲。★