1990年9月発売
頭脳警察セカンド頭脳警察セカンド
今より少し若いパンタの声が生々しい頭脳警察のセカンド。思いおこせば、このアルバムは発売1ヵ月後に発禁になったのだ(72年5月のリリース)。時代性に伴う政治的な過激さは勿論だが、歌を作って歌うという基本的なエモーションの量がものすごい。
ライブ・アット・ザ・マーキーライブ・アット・ザ・マーキー
シン・リジーからソロへと移行していった80年のマーキーでのライヴ盤だが、移籍のごたごたで、これまでオクラ入りしていた作品。ゲイリーのギター・ソロは十分にホットな上に抑制が効いていて見事。バンドをリードする統率力もよく伝わってくる。
貴志康一 生誕80周年記念コンサート貴志康一 生誕80周年記念コンサート
貴志康一。1937年、指揮・作曲両面に於いてその豊かな才能を期待されながら、名声確乎たるを待たず28歳の若さでこの世を去った音楽家。vn協奏曲は既に紹介された交響曲と並ぶ代表作で、近代ロシア風の管弦楽書法の中に日本を織込んで華麗である。