1992年9月発売
DANCE UPON A TIMEDANCE UPON A TIME
MJQが結成40周年なら、本邦ラテン界のオピニオン・リーダー、松岡直也は音楽生活40年だ。その長いキャリアで獲得した人脈、アイデア、冒険精神などを濃密に圧縮、ダンサブルだがメロディアス、濃密だが聴きやすい作品へと昇華。お洒落感覚も脱帽もの。
ウィ・ガット・バイウィ・ガット・バイ
ファンにとっては“やっと来ましたかぁ”的な1st(2nd以降は既に発売)。ジャズをベースにブラック・ミュージック、ロック、etcと様々なジャンルを吸収した自己流のスタイルがユニーク。何と言ってもスキャットが上手。まるで声が楽器のよう。
スタート・ザ・カースタート・ザ・カー
アメリカはイリノイ出身のシンガーで、メリハリのきいたロックが快感を誘う。すでに2枚のアルバムを残していて、しかも、ジェイムズ・ニュートン・ハワードを初めとする腕達者なサポート陣に囲まれての作品だけに、歌も演奏もしっかりと手堅い。
ナイスン・ワイルドナイスン・ワイルド
プロデュース業で多忙を極めていたため、3年ぶりとなったセカンドは、汲めど尽きせぬアイデアをすべてぶつけてきたかの多彩な内容。アーバンな持ち味で全体的に品よくまとめている。先達に敬意を表した「ソウルトリロトジー1〜3」がJ.B.してます。
2回めのオルガズム2回めのオルガズム
『スネークマン・ロック・ショー!』としてFM放送で復活した小林克也のナンバーワン・バンドと並ぶライフ・ワーク(?)第2弾。23曲、じゃなくて23ギャグを収録のナンセンスのセンスの過激によじれを楽しめる。(3)(17)にはゲストでホッピー神山が参加。
フェア・ウォーニングフェア・ウォーニング
ジャーマン・メタルといえば、タイトなサウンドと相場が決まっているようだが、フェア・ウォーニングはタイトな中にもメロディアスな音楽性が感じられる。全体に個性にはとぼしいが、無難にまとめているという感じだ。ドイツというよりスウェーデンぽさがある。