1993年12月21日発売
65年にコペンハーゲンの“カフェ・モンマルトル”で収録されたライヴ盤。アレックス・リエル・トリオとの共演で、リラックスした雰囲気とライヴならではの熱気のバランスがいい。当時17歳のペデルセンの達者な演奏も聴ける。(8)〜(10)はCDのみ追加収録。
46年11月の初のリーダー・セッションで録音された全テイクを収録したCD。レスター・ヤングやチャーリー・パーカーのスタイルを継承しつつ自己のスタイルを築き上げようとしている若きグレイの力強いプレイが満喫できる。(10)〜(16)は初公開の未発表テイク。
'62年のNYバードランドでのセッションと'67年のスイスでの録音。この時期の彼は多産で玉石混交といわれるが、アーチストとしての頑固さは一貫している。最後までバップの世界に生き続けた姿勢はこれはもう素直に尊敬してしまう。頑固一徹はステキだね。
パウエルというピアニストは時として閃光のような冴えを見せる気まぐれな演奏家だったが、パリ録音の本作は残念ながら特定の情動が感じられない平均的内容。4曲の追加曲がさらにその事実を明確化させてしまったが、それでもパウエル。水準を下らない。
演歌のベテランらしく、余裕のあるうたいっぷりは安心して聴いていられる。(1)のような定番タイプもいいけれど、(10)みたいな“過激”(?)なプロテストソング(!)も胸に迫る。こういう曲を刺身のツマにするのではなく、もっとどんどん作っていって欲しい。
芸能生活30周年記念盤、堂々たる2枚組。毎度おなじみ紅白でかって知ったる我家のごとき、NHKホールの舞台で代表曲から民謡までノビノビと歌いこむ。本人は感極まってても、聴くほうはつい、笑っちゃえてしまえるのが彼女の優れたパーソナリティーだ。
未発表トラックを中心に構成された『HOY-HOY!(軌跡)』というのがあるにはあるが、リトル・フィートのベスト・アルバムが公式に発表されるのは初めてで、意外な印象も。中身には触れまい。凄いにきまってるから。2400円で20曲、お徳です。
今でこそ市民権を得たかの感があるが、10年ほど前にこれらの演奏を初めて聴いたときは、カルチャー・ショックにも似た驚きを経験したことを覚えている。しかしこの演奏は今でも風化せずに強い説得力を持ち続けており、単なる学究的な方法論を超えているのは明らか。