1993年12月21日発売
シーズ・ザ・ボスシーズ・ザ・ボス
ストーンズ色なしのミックのアルバムは、明らかにヒットを狙っている。なにしろシックのナイル・ロジャースとマテリアルのビル・ラズウェルという両巨頭をプロデューサーに据え、力んだロックン・ロールをやっているのだ。バックは当然豪華な初ソロ。
プリミティブ・クールプリミティブ・クール
ミックはミック、なんだけどね。ソロやる時のミック・ジャガーって、1人だからこそかえってストーンズの呪縛に捉われちゃうきらいがあるみたい。芸能界的な華やかさが際立っていた前作に比べて、ロックンロールが隠し芸に思えちゃうジレンマも。
ピアノランド 1ピアノランド 1
ピアノに出会ったばかりでも片手で弾くだけでステキな音楽に出会える、そんな連弾ピアノ教材であり、ファースト・パートは歌にも使える。全曲が20秒から1分内外という短さではあるが伴奏パートがファミコン風に味付けされているところなぞ実に現代的。
ピアノランドピアノランド
弾いて歌えるピアノ教材、ピアノランド(4)と(5)の全曲を収録したお手本CD。小さいころ友達がレッスンしているのを聴いて、あの曲弾いてみたいなぁなんて思ったりしたけど、このCDを聴いて弾きたくなる子もいるだろうな。ヴァラエティに富んだ面白い教材だ。
ライヴ・イン・ジャパンライヴ・イン・ジャパン
日本でも人気上昇中の彼らが昨年の4月に実現させた初来日公演の実況盤。ドイツのメタル・バンドにしては珍しくスマートな演奏を聴かせてくれる5人組だが、その印象はこのライヴを聴いても変わらない。坂本九のヒット曲のカヴァー(12)も聴きものだろう。