1993年9月発売
ヴァイオレット・ブルーヴァイオレット・ブルー
通算3枚目。プログラミングを駆使したスタイリッシュなサウンド感と、セクシャル、ポップ、キュートなどの要素が今作も強いが、そんな中、生pをバックにソウルフルに歌い上げるタイトル曲(2)の存在が大きい。この曲に彼女の果てしない可能性を感じる。
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ソロ当初に色濃かったブラック色も徐々に薄れ、スタンダードなヴォーカリストとして地歩を固めていることを実感する。作家陣も自らを含めておなじみの顔ぶれが多く、定番を作っているという安心感あり。(6)のデュエットと(11)のバラードが耳をひく。
ピクチャー・オブ・1000フェイセズピクチャー・オブ・1000フェイセズ
前途有望なロック・バンドの第2作。18歳のギタリスト、エリックはメリハリのあるプレイで、若手ギタリストの手本になりそう。曲、演奏とも前作をスケール・アップ。彼らがテクやパワーのみでなく、幅広い音楽性を持っていることを証明している。エグイ!
シングル・ウーマンシングル・ウーマン
86年のヴァーヴ盤『レット・イット・ビー・ミー』以来、久々となる93年のアルバム。ストリングスを配したゴージャスなサウンドをバックにニーナは淡々と押さえ気味に歌っており、大人のラヴ・ソング集とでもいった感触。(1)(2)(5)と10曲中3曲がロッド・マッケンの曲。