1995年10月発売
永遠の歌声〜テレサ・テン永遠の歌声〜テレサ・テン
74年3月の日本デビュー曲[1]-(1)から81年2月のアルバム『ジェルソミーナの歩いた道』収録の[3]-(19)まで3枚組全59曲。ポリドール時代のテレサ・テンのオリジナル曲の集大成だ。もともと巧い人だが、8年の間に文字通り円熟していった様子がよく分かる。
クリフォード・ブラウン・アンド・マックスクリフォード・ブラウン・アンド・マックス
若き日のM.ローチやQ.ジョーンズと共に話題の新人として注目されていた、25歳で自動車事故死したペット奏者の熱い思いの記録。生きていたらロリンズやクインシーやローチのように名声を作りあげたに違いない。心張り裂けそうなモノ録の響きだ。
エラ・フィッツジェラルド〜ジャズ・サイドエラ・フィッツジェラルド〜ジャズ・サイド
ジャズ・ヴォーカルの代名詞的存在であるエラ。これは彼女がヴァーヴに残した名唱から、ジャジーな雰囲気に溢れる16曲を収録した好内容のベスト盤。スタンダード中心の選曲が親しみやすく、これから本格的に聴いてみようという方に推薦したい1枚だ。
アニタ・オディアニタ・オディ
オデイは白人女性ジャズ・シンガーの中でもっともジャズを感じさせる1人。ラス・ガルシア楽団との(3)、スリー・サウンズとの(4)、バディ・グレグマン楽団との(11)など、オデイのような名歌手が歌う名曲は格別の味がある。名曲がオデイにお礼をいっている。
フォー・トゥモローフォー・トゥモロー
アルバム『フィーリング・ナウ』でデビューして以来、大人の恋を歌い続けている純子サン。デビューからもうウン十年も経っているのに「ペイパー・ムーン」や「シンプル・ラヴ」を歌っていた頃の瑞々しさは今作でも変わらず。大人のためのソウルってやつだ。
想い出案内人想い出案内人
“ムード・ハード・エンカ”の旗手の1stアルバム。キャッチコピーの語呂の悪さもさることながら、ハードの部分がちょい弱くはないか。より一層の迫力を希望する。(2)はもっとアレンジで遊んだら面白くなったように思うが。ところで、やはり京都出身?