1995年10月発売
トランスミッションズ・フロム・ザ・サテライト・ハートトランスミッションズ・フロム・ザ・サテライト・ハート
実に混沌としたサウンド空間のフレーミング・リップスだが、ねじまがったようなギターが垣間聴かれる(2)、一転してアコースティックでサイケデリックな(3)、歪んだポップ・ナンバー(7)など曲ごとのベクトルがまったく異なり、万華鏡のようなサウンドを展開している。
CLOUDS TASTE METALLICCLOUDS TASTE METALLIC
オクラホマ出身、すでに中堅バンドとなった4人組のニュー・アルバム。以前はもっとぐちゃぐちゃのイメージがあったけれど、随分と聴きやすくなった。お得意のアシッド・フォーク的な資質は変わらずもメロディはポップ。いい作品です。来日も決まったぞ。
バーンドバーンド
元エコー&ザ・バニーメンのイアン・マッカロック(ヴォーカル)とウィル・サージェント(ギター)らによるデビュー・アルバム。たしかにその2人の個性はでていると思うが、リズム隊の個性が今一つに感じたのが私の本音である。(12)以降は日本盤のみ。
ゴールド・エクスペリエンスゴールド・エクスペリエンス
プリンスというゴールド・ネームを捨てた改名宣言から3余年、生まれ変わりたいという欲求が、とうとう傑作に結びついた。NPGオペレーターが案内していく音世界は、ファンクありハード・エッジなロックありの奔放な多様性で、近年の不調を完全に脱した。
バースディ・ライヴバースディ・ライヴ
フロリダのナイトクラブにおけるジャコのバースデイ・コンサートのライヴが今回初登場。ワード・オブ・マウスのデビュー作はスタジオ録音だったので、これが初ライヴ作ということになる。演奏も録音状態も最高。マイケル・ブレッカーの参加が魅力。
イット・ハーツ・ミー・トゥ・アンド・サムイット・ハーツ・ミー・トゥ・アンド・サム
最近作『フロム・ザ・クレイドル』からのサード・シングル(1)に『マネー・アンド・シガレッツ』からの(2)(3)、『オーガスト』からの(4)、『ジャーニーマン』からの(5)を加えた日本編集のミニ“ブルース”アルバム。ブルースだけ聴きたいファンには最高の企画。