音楽むすび | 1995年11月22日発売

ヒロリン3年ぶりのLA録音アルバムは、13CATSプロデュース。その13CATSのメンバー以外にもシング・ライク・トーキングの佐藤竹善、藤田千章、デ・ラルスの塩谷哲といったそうそうたるメンツが参加。こういったAORぽいサウンドも似合うんですな。

16世紀のカッチーニから20世紀のストラヴィンスキーまで10人の作曲家による9曲の『アヴェ・マリア』をカーガン・パレイがヴォーカルとシンセサイザーによって聴かせてくれるアルバム。真摯に耳を傾けるのはもちろん、単にBGMとしても魅力的。

野性的で華やか。ロシアの管弦楽曲は、だからいつも大人気。現代ロシアの実力派指揮者とオーケストラによる豪快な演奏、それをまるごととらえた凄い録音。フル・ヴォリュームできけば気分爽快間違いなし。

ポスト・ボウイ路線ながらも一時は武道館でライヴを行なうまでに成長するが、突如解散してしまったアップ・ビートの2枚組ベスト・アルバム。初のCD化、アルバム未収録曲、未発表ライヴ・テイクも収録されておりファンならば涙モノの内容だ。