1995年12月発売
ジェイ・セレクションVol.2〜 ボサノバジェイ・セレクションVol.2〜 ボサノバ
文字どおり大橋純子ボサ・ノヴァの名曲を歌うといった内容のアルバム。持ち味が歌い上げていくタイプのヴォーカリストだけに、オリジナルの気怠い情感ではなく、彼女は軽快にして派手めの印象を与える歌にしている。だから大橋純子なのだと実感させる。
NaNaNaNa
11曲中9曲の作詞作曲を本人が手掛けた4thアルバム。デビュー曲『地球を蹴ってさか上がりして』の頃の元気一杯路線から、身を焼くような苦しい恋など、ぐんと大人っぽい恋愛を描くようになった彼女の詞世界の変化に注目したい。サウンドはポップです。
フリー・スピリットフリー・スピリット
移籍第1弾のニュー・アルバム。デヴィッド・フォスターによるサイモン&ガーファンクルのカヴァー(6)など、6組のプロデューサーがボニーのハスキーなヴォーカルをより魅力的に料理しており、まさに水を得た魚。生き生きとしてスケールが大きい。
サザン・ギャルサザン・ギャル
90年代のガール・グループ・ブームの大きな吸引力となったアン・ヴォーグのリード・シンガーの1人、テリーの初ソロ。グループ存続が心配だが、このソロは、きわめて密度の高い作品に。最近のメインストリームのR&Bの音で仕上がっている。
プール・イットプール・イット
ジャンル
デイヴィー、ミッキー、ピーターの3人による87年のリユニオン盤。何度も再編している2人はともかく、それまで消極的だったピーターの参加がファンには嬉しかった。らしくないハード・ポップも悪くはないが、やっぱり軟弱なポップ・ソングがよく似合う。