1995年3月25日発売
DO THE BESTDO THE BEST
(2)(3)が、ちょっと古いけど、自らドラムを叩くようになってからの近作ベスト。トテテテ…と素朴に響く森高ドラムもここまで来ると立派なもんだ。今回、強く感じたのは斉藤英夫と高橋諭一の曲の良さと森高の歌詞のフェミニンな変化だ。(15)は新曲ですよ。
ギフト・フロム・テヴィンギフト・フロム・テヴィン
セカンドからの4曲の未発表ヴァージョンとファーストからの3曲を収録。未発表ものは、(7)はカラオケだし特にこれといったものはないが、お手軽ベスト盤としての価値はある。ファースト曲は当然、声が幼いが、(2)はハッキリ声変わり前でとても可愛い。
ピクチャーズ・オブ・ラヴ/バーニング・ハピクチャーズ・オブ・ラヴ/バーニング・ハ
『レインメーカー』から(1)をフィーチャーしたミニ・アルバム。全4曲収録だが、いずれもハード・ポップな感性に満ちたナンバーばかりで、まさに日本人好みといったところ。アルバム未収録(3)、日本公演のライヴ(4)がマニアには嬉しいトラックだろう。
ザ・ベスト・オブ・アート・オブ・ノイズザ・ベスト・オブ・アート・オブ・ノイズ
85年にチャイナ・レーベルに移籍してから90年の解散まで、のベスト・セレクション。限りなくマインド・ミュージックに近くて、とても人工的なポップ・ワールドが展開されていく。目玉はあのプリンスのカヴァー「キッス」のニュー・リミックスだ。
魔法のア・カペラ魔法のア・カペラ
ルネサンスから現代に至る無伴奏合唱曲をシャンティクリアの12人が独特の雰囲気で聴かせてくれる。各声部の精緻な絡みあいも美しいが、マッシヴな音空間こそ彼らの魅力だ。耳を洗われるほど新鮮でゴージャスな響きのガブリエリなど正に絶品である。
Wind ClimbingWind Climbing
とても壮大な景観を想起させてくれるスケールの大きな作品だ。ハイトーンを駆使した聡明な奥井亜紀の歌声にも心地よい爽やかさを感じるのだが、それ以上に大地や大空の持つ壮大なパワーを内包した楽曲と彼女の声との融合が生み出す世界には圧倒される。