1995年4月25日発売
マイ・ガールマイ・ガール
約4年ぶりの来日公演に先駆け、リリースされた来日記念ミニ・アルバム。94年のヨーロッパ・ツアーのライヴで構成されている。聴き所は「セパレート・ライヴス」でのバック・ヴォーカルとの掛け合いと、初めて収録されたカヴァー「マイ・ガール」!!
エンジョイ・ユアセルフエンジョイ・ユアセルフ
発表当時(89年)には世界のアイドルとさえ言えたほどのカイリー・ミノーグ。本作だってポップでダンサブル、おまけにコケティッシュ。ホント、ストック/エイトキン/ウォーターマンのプロデュースの力が光ります。
リズム・オブ・ラヴリズム・オブ・ラヴ
最近は女優業の活躍も目覚ましいカイリーの3rd。そろそろ、ユーロビート路線からの脱皮を考え始めたのか、自作の曲を入れたり、マドンナのプロデューサー陣営を起用、全体的にアダルトなムードを醸し出している。ジャケットもセクシーで、遂に本領発揮か。
あなたも、M?あなたも、M?
ユーロビートの歌姫だったカイリーが転換期を迎えてリリースした4作目。ポップなメロディを残しつつもアヴァンギャルドなビートを複合させたり、キース・ワシントンとデュエットしたりと、昔より本人の意見がだいぶ反映された痕跡あり。ただ殻を破るには…。
イッツ・ア・ファイン・デイイッツ・ア・ファイン・デイ
90年代中期のPWL戦略、全英1位の(1)、そしてキング・クリムゾンの初期の名曲をカヴァーした(2)などなど、話題に事欠かないデビュー作。コクトー・ツインズに似たヴォーカル・スタイルがエコロジー式のハウスに培養されたみたいで神秘的で優しく淫ら。
ソー マッチ トゥ セイソー マッチ トゥ セイ
イキなグループ名とおまけに素敵なアルバム・タイトル。とっても大人っぽいわけで、ア・カペラ・グループといってもラップの兄貴分よりはジャズのお隣さんて感じ。シャープだがスマート。(12)にはウィットあふれる「世紀末ア・カペラ宣言」も。