1995年8月発売
グリンカ&スヴィリドフ名曲集グリンカ&スヴィリドフ名曲集
フェドセーエフとモスクワ放送響のテーマ・ソング、スヴィリドフ(1915〜)の「吹雪」より、哀愁漂うワルツと幻想的なワルツの影を聴くだけでも価値のある1枚。一連のグリンカも見事で、音楽的なアクセントを強調しつつ、曲想を巧みに描き分けている。
ザ・シンフォニック・サウンド〜オールウェザ・シンフォニック・サウンド〜オールウェ
千住明のオーケストラ・アレンジは、弦楽器を主体としたロマンティックなもの。多少地味ではあるけれど、この手のアルバムにありがちな押しつけがましさやイヤ味なところがまったくない。チェコ・フィルの渋い音色がアルバムの品格を高めている。
Fiddling in My NestFiddling in My Nest
アルバムのタイトルどおりに、今回はヴァイオリンというよりも、フィドルといった方が似つかわしい作り。しいていえば、クラシックよりもジャズ寄りのアプローチで、小粋で陽気。彼の気取らないキャラクターも、多分に発揮されているように思う。