音楽むすび | 1995年9月21日発売

かのクライバーの代役(!)として、今年の3月、15年ぶりに実現したヴァントとBPOの顔合わせ。そのライヴが早くも登場したが、実に見事な演奏である。克明な細部や凝縮された表現、強固な意志もさることながら、これほど徹底的なオケの管理は近来マレだ。

三味線プレイヤー国本武春の、ザッツ・エンターテインメント的作品。三味線だけではなく、ヴォーカルも全面担当。中身は各曲のタイトルからも想像できるように、コミカル・タッチ。ラップ的なものが多く、言葉のリズムと三味線の絡みが聴きどころか。