1996年10月発売
ブラック・アースブラック・アース
カーカスを脱退したギタリストによる新バンド。そもそもカーカスにメロディックな要素を持ち込んだ張本人だったが、ここでは一転して混沌とした病気度120の原点を披露。初期カーカスの顔もチラ付くが、ナパーム・デス的な要素も加わっている所がミソ。
FIELD OF VIEW IIFIELD OF VIEW II
軽快なマージービート・サウンドを基盤としつつも、グッと胸をつかむ情熱的なラヴ・ソングから、まるで映画のストーリーのように風景が浮かびあがってくる歌まで、口ずさみやすいキャッチーな歌がたっぷりと収録されている。聴きやすく胸に残る歌ばかりだ。
アルタ・フィフェリーダアルタ・フィフェリーダ
スペインのモッド系ビート・バンドの通算6作目。ザ・フーのカヴァー(4)やモータウン作品も含む典型的なモッド・バンドだが、スペイン語によるヴォーカルの奇妙な感覚や、モダン・レトロな音作りは、今の英モッド・バンドよりずっと60年代している。
DIAS GRISESDIAS GRISES
スペインのネオ・モッズ・バンドらしく、溌刺と、きっぷがいいというか、立ちっぷりのいい演奏を楽しませる。女性のオルガンも、雰囲気があって可愛く、サウンドを特徴づけている。ビートルズやポール・リヴィア&ザ・レイダースなどのカヴァーも収録。