1996年7月25日発売
GREATEST HITSGREATEST HITS
澄んだ声質を生かした、淡くはかなげなサウンドから、よりノイジーな方向へと移行していったスパイラルの3年間をここに封印。早やAIR(車谷浩司)とスクーデリア・エレクトロ(石田小吉)としての活動をスタートさせているこの2人、この終わり方は実に潔い。
バック・トゥ・フロントバック・トゥ・フロント
91年の5枚目のアルバム・リリース後、女優への転身を図って成功しつつあるヴィクター・ラズロの久々の帰還作。歌は自分を表現する完璧な手段、という彼女だけにこのアルバムでは一切妥協なく自らの指向を追求、ジャジーでエレガントな魅力をふりまく。
カクトロジー:カクタス・コレクションカクトロジー:カクタス・コレクション
元ヴァニラ・ファッジのカーマイン・アビスとティム・ボガートが結成したカクタスの70〜72年のアルバムから選曲されたRHINO編集盤。ツェッペリンら強力な英国勢に相対した米国産ハード・ロックの元祖の実力を伝える全16曲。2曲の未発表音源も魅力的だ。
エンプティ・グラスエンプティ・グラス
ジャンル
ザ・フーの中心人物ピート・タウンゼンドの実質的なソロ・デビューになる80年作。素晴らしいセンスのメロディに、透明感のある歌声が若々しい。シンセとアコースティックなサウンドのバランスも良い。リマスタリングでスッキリとした音になっている。★
6Months 11Dreams6Months 11Dreams
1年3ヵ月ぶりのセカンド・アルバム。小倉博和のプロデュースにより、ギターが唄をサポートするサウンドになっているのが新鮮。少女から大人の女性まで、さまざまなタイプのラヴ・ソングが「11の夢」っていうことは、恋が彼女にとっての夢なのかしら。
Good MedicineGood Medicine
アメリカの空気がすっかり身についたようで、自然な雰囲気で曲をつくり、歌っている。セカセカしたところのない、良い意味のルーズさがとても心地いい。詞がアメリカしてて、これもまた良し。(8)(9)のカヴァーもなかなかで、特に(8)は目から鱗の面白さ。