1997年11月21日発売
HOPEHOPE
出している音とスペインという出身の国とがどうしても結びつかないギター・バンドの通算3枚目。そのサイケ&ポップなサウンドは60年代、あるいは60sリヴァイヴァルの80年代にタイム・スリップしたかのよう。メロディにほんのり漂う甘酸っぱさにも涙。
シューベルト:アルフォンゾとエシューベルト:アルフォンゾとエ
シューベルトの魅惑に満ちた歌の世界が随所に散りばめられたオペラである。荒唐無稽な台本と全体構成の弱さから上演の機会に恵まれないとすれば勿体ないことだ。少なくともドリーム・キャストが組まれたこの演奏で聴く限り、歌の部分は比類なく美しい。
The Answer Machine?The Answer Machine?
英メタル・バンドの通算8作目。彼らがユニークなのはトラッド・フォークとメタルを融合させた点に尽きる。特にエレクトリック・ヴァイオリンの独特の音彩は彼らならではのもの。今作でも一点の曇りもない、牧歌的なスカイクラッドの世界を築いている。
シューベルト:交響曲第2番&第4番「悲劇的」シューベルト:交響曲第2番&第4番「悲劇的」
これはすごいよ。ドスの効いたシューベルト。“繊細にして軟弱な”古楽器演奏のシューベルトといったステレオタイプな認識を一気にひっくり返す大いに挑発的で本質的な演奏。録音も優秀だが、エリクソン率いるヴィヴァルディとは別チームの仕事のようだ。★