1997年3月21日発売
THE BOOM 2THE BOOM 2
ヒット曲を集めた“赤盤”に対して、こちら“青盤”は隠れた名曲集といったおもむき。時にやり過ぎ、考えオチのきらいもある彼らだが、(4)や(5)のような「日本の歌」への取り組みは評価したい。(2)がいかにもYMO世代らしい音作りなのがおもしろかった。
Epitaph:Live in 1969Epitaph:Live in 1969
オリジナル・メンバーによる第1期のライヴ録音を集めた2枚組。69年5月のBBCセッションから同年12月のフィルモア・ウェスト公演まで、初期の名曲や未発表曲が現場感覚で擬似体験できる。録音状態は今ひとつだけれど、信者にとっては聖杯クラスの宝物。
ウィーン・オペレッタ集ウィーン・オペレッタ集
オペレッタはオペラと違って、よりミーハーな面白さがある。だから序曲だって少しも深刻じゃなくて、なんだか聴いているとワクワク・ウキウキしてしまう。ヴァーレクだってそんなことは先刻ご承知。でもあまり過度にはしゃがないところに性格が出てます。
BEST WISHESBEST WISHES
芥川賞受賞作家としての辻仁成がクローズアップされている今だから、頑迷なまでにロッカーであり続けようとしている辻仁成を聴くと妙に深読みしそうになるが、“気負った言葉”がそのヴォーカルによって少年の歌のように素直な響きを獲得している。
ULTRA NYANKO 〜OMOTE SPECIALULTRA NYANKO 〜OMOTE SPECIAL
おニャン子クラブ(今考えると、口に出すのも恥ずかしいネーミングだ)のベスト。良くデキた曲ばっかで、面白いのはたしかなんだけど、一人で聴いてるとメチャクチャ寂しくなるのもたしか。当時の写真がナシなのは残念だな。富川春美はドコへ行ったのか?